05.03.10:03
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03.26.12:30
齢は古希の老齢なんですけど、描き出す世界観は新し過ぎて、先鋭的(?)ではっきり言って良くワカリマセン。やっぱり天才なんでしょうね。言葉としては鬼才とか言われてますけどね。 このテリーギリアム。ハリウッドでは物凄く崇拝されていて、ギャラ要らないから出演したいって言う役者さんが結構存在します。しかも、世に名を馳せている有名人ばかり。。。 この映画は製作途中で主演のヒースレジャーが死んでしまうと不幸に見舞われ一旦中止になったのだけれども、監督を慕う有志たちによって製作は再開され、ギャラを放り投げて有名俳優がその穴を埋めました。 その顔ぶれがジョニー・デップにコリン・ファレル、ジュード・ロウという名優たち。これはチョットすごいよね。寧ろ当初よりも豪華な映画なっちゃったんじゃないwww そして、この映画の設定がストーリー性よりも芸術性を重視したファンタジーだったことも奏功したかもね。同一人物を結果3人の役者で演じ分けても映画として作品としてちゃんと成立してしまっている。そうです、この映画はかなりぶっ飛んでいて奇想天外な作品なのです。ハイ。 ギリアムも例えば「12モンキーズ」ようなパニック映画もあるんだけど、イメージし易いのは幻想的な世界観を描く作品群。そしてこのタイトルはその筆頭に上がるんじゃないかと個人的には思っている。 で、で、一番注目すべきとこはセットと色調ですな。 世界観も面白いけれども、監督の色彩感覚はティムバートン以上だと思う。 実は彼、テリーギリアムはアニメーター出身なんですねぇ。。。そしてイラストレーターでもある。色彩に拘るのは経歴からして至極当たり前なんだけれども、現場は結構大変だったりするんだよね。きっと。。。そして、監督デビューのきっかけがモンティパイソンだから年齢的にもご高齢なのが判ってしまう訳です。 個人的にはキューブリックの世界観を継承する能力がある人ってこの人しかいないんじゃないかしらん。代表作は「未来世紀ブラジル」とか「バロン」とかになっちゃうんだろうけど、2CHのひろゆき氏もこの監督の熱狂的なファンで有名だったりしますよね。同氏が運営するニコ生管理会社の名前が「未来検索ブラジル」って言うくらいだしネ。 はっきり言って好き嫌いはきっぱり分かれる映画だとは思いますね。世界観が理解出来なければストーリーも難解なんで、退屈するかも。。。デス。 ほいでほいで、主演女優のリリーコールは日本では今一なじみが無いのだけれど、エキゾチックで非常にかわいい方です。それだけでも一見の価値ありありです。 あらすじ: 鏡で人々を別世界に誘う見せものが売りの、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)の移動式劇場はロンドンで大盛況だった。観客は博士の不思議な力で自分が思い描く、めくるめく世界を体験できるのだが、そこにはある秘密があった。トニー(ヒース・レジャー)はそのアシスタントとして観客を鏡の世界へと導く役目を担っていたが……。 ほなな~♪ PR
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