05.03.10:23
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05.10.00:31
いまから数十年前、ゲゲゲの鬼太郎が最初に大ブレイクした件はNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」でみんなご存知かと思います。でも実はこの影響は一般読者のみならず漫画の神様、手塚治虫が嫉妬心を覚える物でありました。(と言っても手塚治虫が年下な訳ですが・・・) 手塚治虫の嫉妬深さのは結構有名な話ですが、同氏は後年、大友克弘にも対抗意識剥き出しだたったそうです。でも、そういった大人気なさと言うか、誰彼構わず向けられるライバル心こそが制作意欲を奮い立たせ高い作家性に繋がっていた訳ですね。 さてさて、話を戻しまして、ゲゲゲの鬼太郎に触発されて、要は、対抗して手塚治虫は同じ怪奇系漫画を画策し、連載を始めました。それが、かの名作「どろろと百鬼丸」な訳です。これは当然ことながら鬼太郎とは一線を隔す作品となり、虫プロを通じて自らアニメ化もしました。 鬼太郎が面白いか、どろろの方が面白いのかはそれぞれ思う所があるでしょうが、どろろは初期においてはかなり重く暗い物語であり、ゲゲゲ----の最初のタイトル、墓場鬼太郎に対抗したプロットだと思えます。墓場鬼太郎での鬼太郎はゲゲゲ----の時のヒーロー的キャラとは違ってかなり根暗で小心者なキャラ設定です。 そしてそして、どろろ放映されて十数年後、永井豪が鬼太郎のパロディ作品を発表しました。それがドロロンえん魔くんだった・・・と言うわけです。作中には鬼太郎に出てきたキャラの焼き直しと思われるキャラが多数登場していまして、その事は以前のえん魔くんレビューでも述べています。そして、えん魔くんの作品タイトルは明らかに「どろろ」から持って来ていますね。 つまりは、ゲゲゲの鬼太郎と「どろろと百鬼丸」の両方をオマージュとした作品がドロロンえん魔くんだった・・・と言う訳でゴザイマス。 ちなみに現在、えん魔くんがリメイクされ、そのアニメがやってますけど、内容が原作に忠実でギャグの全てが昭和仕様になっています。ですから平成生まれの人が見ても面白く無いかも知れません。大部分が意味不明だと思われますから。。。あれは完全にターゲットが30以上向けなのです。 ほなな~♪ PR
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