05.13.17:55
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04.20.16:28
さもありなん。これは製作はBONSだし、しかも日本テレビ系でのタイトルで2クールもあるから普通ならもっと話題になってもよかったくらいの作品。実際作品の出来栄えは全然悪くないし、見ていて全然飽きない。笑える。原作は1000万部以上売れている人気マンガでもある。 かたや、涼宮ハルヒの方はU局放映だし、原作も当時は無名。そして当時は1クールだけの放映に過ぎない。。。つまりこれだけ見れば涼宮ハルヒの方が圧倒的に不利である。 ところが、蓋を開けて見ると、「涼宮ハルヒの憂鬱」がウルトラなヒットを記録したのはご存知の通り。お陰さまでこの作品「桜蘭高校ホスト部」は、一気に日陰の扱いになってしまいました。その上、2chでは主人公が同じハル名と言う理由で攻撃の対象となり、始終Disられまくる始末。Disり専門のスレが乱立してましたからね。 ホントに単に「偶然」にも放映時期と主人公の名前が一致してしまった為にこの作品は世間からヒドイ扱いを受けてしまったわけです。不幸です。実に不幸です。でもでも、未見の方々は是非一回は見てみましょう。最初にも言いましたけど、決して駄作ではないですから。。。 この物語の主人公のハルヒは、男子学生服を着るだけで男の子に見える中世的な顔立ちで、全体的に整った容姿。性格設定は天然系で、普段は極めて無関心・無感動な「薄い」性分。得意科目は古典と英語で、嫌いな科目は美術。学年首席(一度ミスで3番に落ち追試)。そんな主人公が成績優秀につき特待生として桜蘭高校に入学したところから物語は始まります。 そして、ホスト部には割ってしまった花瓶の損害800万円の返済のため入部する訳ですが、部員達に振り回されたり、金持ちとの感覚の違いに辟易したりと苦労が絶えない・・・と言ってしまえばそれまでですが、そこは癖の強い登場人物ばかりで、主人公とのキャラとも相まって大変シュールで尚且つ笑える学園ギャグコメディに仕上がっています。 要は、個性豊かで面白味のあるキャラクターでホスト部の日常を綴っており、爆笑。とまでは行かないまでもクスッとする笑いを楽しむことが出来る所が作品のかなめ。金持ちメンバーの庶民の生活の知らなさがツボに入った、ハルヒが自分で持ってきたインスタントコーヒーに何故かはまっていたりするなどキャラクターを気に入れば楽しめるネタが積み込まれているので、そういう所が見所だったりするですのん♪ 基本的にはストーリー性は薄いですが、BL要素はふんだんにありますので、腐の方々は要ちぇきらですっ!キリ★ あらすじ: 上流階級家庭の子供ばかりが集まる桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。しかしそこは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤す」ホスト部なる集団が営業していた。不注意から、校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の返済のため「ホスト部の犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。しかし大きな問題がハルヒは「女の子」だったのである。かくしてホスト部隠れ紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。 ほなな~♪ PR
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04.19.02:12
当時のハリウッド映画は、やはりマリリンモンローを始めとするグラマラスな女優が主流を占め、全く無名でスレンダーなヘプバーンは言わば真逆の存在。実際、この映画においても最初のキャスティングは先日逝去したエリザベス・テイラーだったわけで、例外ではなかった。 そんな中でヘプバーンに白羽の矢が当たったのも、監督の交代やウイリアムワイラーのセンスなど、様々な偶然が重なった賜物であろう。 50年代全米ではレッドパージ(赤狩り)の嵐で、あのチャップリンさえもその迫害から逃れられなかった状態だったんだけれども、そんな理由から製作サイドでは国内の監視を逃れて外国での撮影を好む傾向があって、それは制作費を抑えると言ういい面もあった。そこで、イタリアの観光業界と手を組んでこの映画が製作されたのがこの映画。 当然この映画にはローマの観光名所がかなり登場する。はっきり言ってローマのお神輿番組じゃないかしらんと思う位に観光映画の側面がある。そして、ヘプバーンをフーチャーしたアイドル映画の様でもある。グレゴリーペックとかすっかり霞んじゃってますよね。こん時すでに大スターなのにねw・・・しかも中身は男女の出会いと別れって言う月並みなテーマでしかない。しかしながら、そんな、ともすれば3流にもなりかねないエレメントをどうやって超一流の映画に押し上げたのかと言うと、そこはやはり、監督の演出センスであり、脚本の妙技なのでしょうな。。。 ・・・ってなわけで、この映画が齎した副次的な社会現象も相当なもので、ヘプバーンは新人ながらいきなりのアカデミー主演女優賞を取ってその後の活躍はご存知の通り。ローマ観光は当然ながら相当程度に増え、劇中、ヘプバーン演じるアン王女が身に付けるジバンシィは世界的ブランドになった。ベスパが日本で流行ったきっかけも実はこの映画だったりもします。 撮影時のローマは実はテロの嵐が吹き荒れていて、殺伐とした雰囲気だったらしいけれども、とにかく劇中のローマは麗しき観光名所であいかありませんね。 こう考えて見ると、全てはマイナス要素しか無い中でよくぞまぁこれだけの名作を作ったものだなぁと感心します。しかもかなりの低予算で!(しかも数日間の出来事って言う設定ですよね) この映画を作ったウイリアムワイラーは、言わずもがなのマルチな才能の持ち主でこの後「ベン・ハー」って言う大スペクタクル映画も大ヒットさせてますね。しかもこっちはかなりの大型制作費を注ぎ込んでますのん♪ ローマの休日って、もしかしたら観光映画でアイドル映画かも知れないけど、一流の恋愛映画で、世界的名作であることは歴史が証明しちゃってますよね。 とにかく、ラストで凛とした態度でフレームアウトして行くアン王女の姿は目にこびり付いて離れません。 お暇な方はもう一度この映画を見て見たら? あらすじ: ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。ローマでも公務を無難にこなしていくアン。だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが…。 ほなな~♪ |
04.18.15:34
つまり、サンライズが作ったから、キレイに動くとか、良く出来ているなどと言う印象を購買層が持ってくれない訳です。この位大手だと作品ごとに監督、作監も大きく違って来ますから、スタジオのカラーとかはありませんよね。作品ごとにスタッフやキャストを見ないと作品性は判りません。 だから、例えば同じサンライズが作ったとしてもクオリティが高い作品もあれば、全くどっちらけの物もある訳です。これでは大手の場合スタジオ名自体がブランド化することはありえません。で、スタジオ名がブランド化したのはいつ頃からかな?・・・などと考えるとやっぱり京都アニメーションの台頭からかな。。。などと思うわけです。 京都アニメーションくらいの大きさだと、大体どの作品にも同じ社員が一様にかかわることが多いから、クオリティが維持される。そして、その作品にファンが付く、そして、そのファンは作品の枠を超えて、京アニと言う製作スタジオに対して信頼を置くようになる・・と言う、まぁそこで好循環が起こってブランド化する訳ですよね。 そこで、今更、京アニを語ってもなんだかなぁ~。ではあるんですけど、つまりは、京アニもね。もう、単一独走状態ではないんですよね。すでに・・・。ってぇことです。 で、もう、京アニ以外でブランド化しているスタジオで上げられるところは、多分、BONSとか4.C思い浮かぶかも知れんけど、筆頭与力はここ、PAワークスになると思いますね。そして、東京にスタジオを置いて無い所が京アニと同じで何とも頼もしいです。地域振興にも何ぞ役に立つのかしらんね。 京アニは系統から言うと虫プロの流れなんですけど、PAワークスはタツノコ系に当たるのかな。。。富山の田舎でヒット作を作りまくっていますね。やっぱり仕事もアイジーとかから請けることも多いようです。で、最近のヒット作はANGEL BEAT。これはけっこう当たったんで誰でも知ってるだろうけども、出来栄えは悪く無かったよね。いまは「花咲くいろは」。 ここはSFっぽいのやアクションだけでなく、何気ない日常を丹念に描く事がけっこう得意で、最初のグロス請け作品「true tears」や現在の「花咲くいろは」は、決してアクションに頼らない味わいのある演出タイトルになってますね。逆に「CANNON」とかはカッコよすぐるアクションものです。 今後注目されるこのスタジオですが、京アニの様に連続してヒット作を飛ばす事が出来るでしょうか。今後の活躍に期待が大の字ですのん♪ あらすじ: 設立の経緯は、堀川が家族との約束から富山へ戻る際、地元に制作会社を探しても見つからず、自らスタジオを立ち上げたのだという。設立時、行政側の支援として、社屋として廃病院を改築した建物の斡旋やケーブルテレビを利用としたブロードバンド環境整備支援を受けている。また、社員寮を整備して社員の福利厚生の向上に取り組んでいる。富山本社には作画およびデジタル撮影部門があり、演出・制作は東京事務所(東京P-10スタジオ。東京都小平市一橋学園駅地区)に置かれている。テレビゲームのムービーパートの制作のほか、ビィートレイン、プロダクション・アイジー制作のテレビシリーズのグロス請けを主に手がける。また、テレビアニメでは『true tears』が初の制作元請となった。大都市圏以外の地方に本拠地を置きながら、アニメーションの元請制作を手がける能力を持っている数少ない企業である。 ほなな~♪ |