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この作品の監督はマーティンスコセッシで、最近ではデカプリオでコンビで映画を撮ることが多いんだけれども、出世作は完璧にこれですね。この時は、ローバートデニーロを起用することが多くて、デニーロ自身もこの映画で大ブレイクしました。 アカデミーこそ逃したけれども、カンヌではパルムードールを受賞しています。そして、映画を通して、流れる魅惑的ななサックスの調べ。多分この音楽は誰でも聞いたことがある筈。映画サントラもけっこうオヌヌメです。 ロバート・デ・ニーロは狂気を秘めたV感情を持つトラヴィスの危うげな演技が実にはまっていて、デ・ニーロに静かな恐怖を感じますが、そのプロセスをカメラは丹念に追って行きます。 元海兵隊員のトラヴィスはベトナム戦争に従軍して退役した後、職業あっせん所に行き、仕事を探していた。 そこで見つけたのはタクシー運転手の職。そして、鬱蒼とした毎日や、退廃的な都会の佇まいに反発を感じた主人公はやがて侠気へと走る訳ですが、主人公が抱く歪んだ正義感がシュールに表現されています。 でも主人公トラヴィスは決して犯罪者として終わるのではなく、一つの昇華された展開として、面白い形でラストを向かえまするんです。そして、その鍵を握るのが、12歳の子供の娼婦であり、それを演じるのが、まだ、バリバリの子役だったジョディフォスター。 ジョディフォスターっていったら、中年の大御所女優のイメージがあるかも知らんけど、芸暦はかなり長く、子役から叩き上げなんですよ。そして、出世作は恐らくこの映画。この時のジョディフォスターはかなりませガキと言うか、年齢よりも大人っぽい演技がはまり役で、「ダウンタウン物語」なんかとも合わせて見て見ると、この頃の彼女の持つ魅力や演技力は結構圧巻です。男女問わず楽しめると思いますね。 あと、デニーロのモヒカン。これ結構重要ww あらすじ: ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。 ほなな~♪ PR
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