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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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04.26.11:56

和製のスペースオペラと言えばぱっぱりコブラ・・・かな?

cobla.jpgサイエンスフィクションと似た小説のジャンルにスペーオペラと言うものがあります。これは、科学考証などに細かく囚われる事無くもっと自由な発想で物語を書いて行こう。。。と言った主旨の小説です。言って見ればSFとファンタジーの丁度中間にあたるジャンルとなるのかな。

スペースオペラの中では宇宙船が平気で光速以上の速さで飛び回ったり、色んな星に生物や居たり、魔法使いとかも登場します。略してスペオペなどと言われることも良くありますね。

世界的に有名なスペオペって一体何が浮かびます?

恐らく、スターウォーズのシリーズなんかが筆頭に上がられると思うんですけど、日本の作品でスペオペの代表と言えばやっぱりこの作品、寺沢武一のコブラになると思いますね。ってかおよそ他のタイトルが思い付きません。日本ではそれほど圧倒的にこれですよね。正式名称も「スペース・コブラ」って言うくらいですから。この作品自体、アメコミとスペオペをかなり意識した作風である事は直感的にご理解戴けると思います。

この漫画の原作はけっこう古くて、最初のアニメ化からかれこれ30年近くは経っちゃっているんじゃなかろうか?その「時には劇場版も公開されていた筈。。。最近もリバイバルでアニメになったのは記憶に新しいところです。

宇宙海賊コブラは左手がサイコガンになっていて、相棒のアーマーノイドレディと銀河を縦横無尽に活躍するこの作品。やはり最大の見所は、宿敵の海賊同盟ギルドとの対決ですね。特にクリスタルボーイとの因縁の関係が注目すべき部分だと思います。

クリスタルの殻で覆われたサイボーグのボーイはコブラのサイコガンが唯一通用しない相手。感情のエネルギーをビームに変えて、気配だけでも敵を打ち抜く事が出来る銀河最強の武器サイコガン。その弾道はコブラの意のままに曲がりも直進も自由自在。しかしレーザーであるが故にクリスタルボーイの透明の体には通用しない。すべて屈折して素通りしてしまう。そんな中でコブラが使った最後の方法とは・・・?

そして、因縁のギルドとの戦いも終盤へと至り、総帥を追い詰めるところまで戦いを進めたあとに待っていた皮肉な結末と総帥の正体とは・・・!?

スペースオペラなので、出て来る敵キャラはロボットや宇宙人だけでなく、果ては古代兵器や魔法使いまで・・と実に様々なのです。和製のアメコミとも言えるコブラワールド、未見の方はいまからでも遅くはありませんよ。

あらすじ:
貿易会社に勤め平凡な日々を過ごすジョンソンは、退屈しのぎにT.M.株式会社のアミューズメントを体験する。脳に信号を与えて夢を見させるトリップ・ムービーの中には左腕にサイコガンを持つ海賊コブラが登場、波乱万丈のストーリーは最後に主人公が海賊ギルドに追われてお尋ね者となり姿を消したところで終わった。満足して帰路についたジョンソンだが偶然の事故で夢の中に登場した海賊バイケンと出会い名前を口にしたため殺されかける。その瞬間、自分の左手が銃に化け、危機から逃れた彼は、自分が本物のコブラであり、血なまぐさい過去から逃れるため記憶を消し顔を整形して、世間にはコブラは死んだ事にし、数年前から別の人生を送っていた事を思い出していく。しかしサイコガンを見せたことでギルドには顔が割れてしまった。本能を呼び覚ました男は相棒の女性型アーマロイド「レディ」と危険に満ちた人生に逆戻りするため宇宙へ飛び出していく。

ほなな~♪

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04.25.23:07

ザ・ライト -エクソシストの真実-を見てみた・・・

71540631.jpgこの映画は一見悪魔祓いのホラー映画の様ですね。エクソシストやオーメンの様な内容を想像するかもしれません。でも実は単純にホラー映画と言う訳ではないんです。どちらかと言うとヒューマンストーリー。信仰を見失った若き神学生が悪魔の脅威を目の当たりにし、悪魔ばらいを行う司祭エクソシストになるまでを描く成長ドラマが主軸であってホラーはその為の道具に過ぎないって感じでしたね。

というわけで、首が回ったり、血しぶきが飛び交うようないわゆるホラーな展開を期待をしてもあまり意味がありません。まぁ、それに近いシーンは便宜上入れてはあるんですけどね。w

この映画で一番注目すべき所はやはり異端の神父として登場するアンソニーホプキンスの名演というか怪演です。異端の神父。いわゆる正義側を演じてる訳ですが、ホプキンス自身はどちらかと言うと悪役が多い俳優さんですよね。特にハンニバルの印象が強いです。それが神父をを演じるわけですから、もちろんそんじょそこれに居る様な人物である筈がありません。

この映画は娯楽映画の体裁を採っているものの、極めてシリアス。バチカンで実際に行われているという、エクソシスト養成講座を取材したジャーナリストの手記をベースに作られています。ですから当然ホプキンス演じるルーカス神父も実在の人物。

ルーカスはバチカンには姿を見せず、場末の荒果てた廃墟の様な教会に居を構え、求めに応じ医療や悪魔祓いを行っている。そう、彼は医師でもあるのです。主人公のマイケルとも信仰について議論はするが、信仰心を持つ様に説得したりはしない。そして自身も何を信じていいのか時々わからなくなり葛藤する。けど、何を信じていいのかわからなくなっても、彼は悪魔ばらいをやり通す。

そんなルーカスが、最後には自身が悪魔に取り付かれて人格が豹変します。そしてその時のホプキンスの演技はやはりハンニバル並に迫力満点で狂気を感じるほどの熱演が展開。異常と正常をいきつもどりつ・・・どころか同時進行で表現する迫力に身悶え。とても73歳とは思えないエネルギッシュな怪演が堪能出来ます。

主人公のコヴァックは徹底した唯物論者で、悪魔祓いに対してはどこまでも懐疑的で、物理的な心霊現象を目の前のしてもまだ疑り続けます。ですが、最後、実の父親の死と悪魔との繋がりを見てしまい、ルーカス神父が悪魔が目の前で悪魔に変わるのを見るに至って、ついには確信ある信仰心に目覚め悪魔を追い払うことに成功します。

そこまでの駆け引きとホプキンス演じるルーカス神父の遣り取りがある後半30分はこの映画の山場でもあり、一番キモになる部分だと思いますね。そこでのホプキンスの存在感は半端ではありませんよ。

もうすぐ公開も終わりますので、ご興味がある方はブルーレイ発売までしばし待たれよ!・・・と言ったところでしょうか?

この映画におけるライトはLから始まる光の意味のライトではなくRから始まる信仰の意味を表すライトだそうです。

あらすじ:
アメリカ人神学生マイケル(コリン・オドナヒュー)は、恩師の勧めでバチカンのエクソシスト養成講座を受け始める。やがて彼は、異端だが一流のエクソシストと称されるルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の悪魔ばらいを手伝うことに。ある少女の儀式に立ち会うも悪魔の存在を疑うマイケルだったが、そんな思いを完全に打ち砕くような出来事の数々に遭遇する。

ほなな~♪

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04.24.11:56

密かなる名作「エルフェンリート」には製作秘話まで密かなる!?

elfenlied5.jpgこのエルフェンリートは意図的にアニメ演出の全要素を意図的に織り交ぜてる実験的な作品でありますね。基本的な演出のエレメントを全てぶち込んだらこんなん出来ましたけどォ~♪ってなノリな訳です。

ジャケットの絵は萌え絵なんで、何の前振りも無く作品を視聴するとけっこうびっくりするんじゃないかしらん?そのギャップが理由でこの作品のファンになってしまった人も多いんじゃなかろうか。

さてさて、この作品を作ったアニメスタジオのアームス。ここはこの作品で一気に息を吹き返し、倒産の危機を免れました。でもこの会社のカラーを探って見ると、当然にエルフェンリートの様な作品に辿りつくっだろうと思える様な道程が見えて来ます。。。

系列で言うと、スタジオぴえろの流れを組むアームス。初期の頃はエロアニメを中心に大映(現角川)レーベルとけっこう順調に仕事をこなしておりまして、最初、前田俊夫原作の作品でシリーズものを手掛けます。これは、「うろつき童子」のヒットに乗っかって二匹目のドジョウを狙った企画物であった訳ですが、超低予算だった為、ほとんど紙芝居。かなりヒドイ出来で、はっきり言って作画だけの触手アニメだった。

また、当時は組織もアームスと言う名前でもなく、即席のチームでもあった為、ダンデライオンと言うエロアニメ用のチームユニット名を冠した形になっていました。

・・ところがドッコイ、淫獣学園と名打ったこのシリーズ。主人公の御堂巫女の明るいキャラクターが一部のマニアに受けスマッシュヒットします。そして、単一のシリーズとして幾つも作品が手掛けられるに連れ、ちゃんと予算も付いて、作画もアニメのクオリティ徐々に向上し、一般の鑑賞にも耐えるタイトルに成長しました。

元々、りんしんや梅図泰臣と言った実力派のアニメーターを要していたスタジオですから基本スペックは高かった訳ですね。そして、オリジナルのタイトルの作品も多く手掛ける様になり、大手18禁OVAレーベルを中心にエロアニメを制作し、そこでスタジオ名もアームスと名乗る様になったのです。

アームスが手掛ける物は、主に触手ものかエログロ、バイオレンスが中心で、表現規制が比較的緩い18禁タイトルの中にあって如何なくその実力を発揮する様になります。そんな中で、蛍子とかメゾ、カイトなどの名作が生まれたりしているんですね。

ところが、アニメ不況が業界を直撃し、エロアニメ業界は一番その煽りを受けました。年を重ねるに従ってタイトル売上は下降へと転じ、公式サイトでは毎月の更新毎に、プロデューサーの越中おさむが苦しい胸の内を明かすようになって、最後は単なる愚痴の羅列へと変わって行きました。そして、2005年末を最後に18禁OVAから完全に撤退。前年より手を付け始めていたTVアニメへと活躍の場をシフトさせます。

インパクトある表現に拘り見せていたスタッフが作るタイトルですから、例えその舞台がTVへ移ろうともその本領は消えないゾ!・・・と言うことで、選ばれた原作がエログロ、バイオレンスの萌え作品。まぁ、エルフェンリートだったってことなのでしょう。

いまとなっては、一騎当千やクイーズブレイドなどのヒット作を多くかかえる同スタジオですが、これらの作品もかっての作風の延長線上ではありますね。そしてエルフェンリートの監督には神戸守氏が起用されました。この人はナウシカの制作からこの業界にいるベテランで、前作のコメットさんからはかなり懸離れた演出にこだわりを見せたようです。実際ラブコメとバイオレンスの融合を目指したとインタビューで答えていました。

そしてこのアニメはロケハンをかなり綿密にやってるようで、舞台が鎌倉であろうことは作品の要所要所で感じ取れます。とにかくバイオレンスやエログロ表現ばかりが目立つこの作品ですが、根底にあるのは差別や孤独に対抗する人間性や主人公の純愛が描かれており、日本よりも海外で高い評価を受けています。

AnimeReactor Community AwardsにてBest Opening/Ending 、Best Drama、Best Thriller、Best Fanservice受賞、ルーシーはベスト女性キャラ受賞。American Anime Awards 2007 at New York Comic-Conにてニミネート。2009年度フランスで開催された「JAPAN EXPO AWARDS 2009」のベストオリジナルアニメ賞など。

ちょっとエロや萌えが入ってたり、残酷な描写があったりと、決して万人受けするような作品ではないかもしれないけど、ハマる人にはとことんハマると言われているように、いかにも萌えを狙ったような見かけとは裏腹に、登場人物が、親や友人など人から受け入れてもらうことを貪る愛おしさ、それが叶わない寂しさを描いた物語性がファンのこころを鷲掴みにしてしまうのでしょうね。

あんまり嵌りすぎて鬱にならないように取り扱いにはご注意下さい。。。w

あらすじ:
角奇人(ディクロニウス)は、人間の突然変異体………頭から生えた角を持ち、第6感とも言える特殊な能力と手を持っていた。人類を淘汰する可能性をも秘めた彼女らミュータントたちは、その危険な能力のため、国家施設に隔離、研究されていた。 しかし、偶発的事故により、ディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮、研究所を逃げ出す。が、その途中で記憶喪失となってしまう。過去と記憶を無くしたルーシーは、鎌倉・由比が浜に流れ着くが、その浜辺でコウタとユカに出会い、「にゅう」と名付けられ、コウタの住む楓荘に居候することになる……。

この物語の分類でエログロ、バイオレンス、グロテスク、エロス、SFまでは分かったけれども、ハーレムものに分類されていたのにはチョトワロタwww

ほなな~♪

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