05.03.22:30
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04.30.13:10
ところで、当然ながら、表題にもある様に「鉄腕アトム」くらいの不朽の名作になりますと、沢山あるんですねぇ。そして、わざわざ中国製じゃなくても、純粋に国産のアニメにも存在しました。バッタもバッタ、王道を行く公式のバッタもんです。何せ手塚治虫自ら作った作品ですからこんな堂々としたバッタもんはありません。そして、その名もジェッターマルス。 前置きが長くなってしまいましたけど、実は当時、アトムのリメイクが進められていよいよ作りたいと企画の段階まで行ったらしいのですが、明治製菓がアトムの権利の一部を所有していてゴネまくり何度もお流れになってしまったそうです。そこで、苦肉の策で作り出した限りなくアトムに近い新キャラがマルスと言うわけ。 ところが、制作時には虫プロはありませんから、東映動画がその制作を手掛けることになり、対象年齢がその東映側の要望で本家アトムよりはずっと低いものとなりまして、手塚自身は初期企画、シリーズ初期のシノプシス、マルスのデザイン案に関わる程度に留まりました。しかしながら、アトムのスタッフもそれなりに参加はしているので、手塚色を苦心しながらも出していたようです。 この作品に対するイメージはいわゆる「手塚ファン」と一括りされる人達の間でも様々で、ある人は手塚治虫自らの手によるアトムのエピゴーネン所謂、パクリと揶揄するものや、またある人はアトムのバリエーションの一つとして捉えていたりと、未だにその評価は定まっておらず、まともな作品評論すら無いのが実情です。ちなみに僕は揶揄してるつもりまありませんよ。誤解無きように!! さてさて、いまでも隠れたファンが存在するこのジェッターマルスと言う作品。非公式ながらファンページも多数存在し、その為のコミュニティなんかもあるようです。また、設定上はマルスの誕生は2015年ですから、その時ははイベントも企画されている模様。永らく見つからなかった原版も発見され、DVD-BOXが発売されるに至っています。 あらすじ: 時は2015年。科学省にて1体の少年ロボット・マルスが誕生した。マルスを作った科学省長官の山之上博士は、どうしても最高の電子頭脳が自分では開発できず、自分とは意見を異にするライバルの川下博士に結局開発を依頼する。そんな中、科学省に嵐が近づき危機が迫る。擦った揉んだの末に電子頭脳は完成し、それを設置・起動したばかりのマルスは勇敢にも、博士の娘の美理(実はロボットだった)と協力してこのピンチを救ったのだった。こうしてマルスの活躍が始まった。 ほなな~♪ PR
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