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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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03.27.23:55

らぜPONはブルーフレンド(19章)だけ触れて見る!だって神回だもの!

middle_1263382594.jpgラーゼフォンと言う作品があります。もう10年くらい前でしょうか・・・。確か放送当時は内容や世界観がエヴァと似ていたが為に、ネットで相当disられたのを覚えてます。

監督の出渕裕氏は「勇者ライディーン」へのオマージュのつもりで作ったつもりらしいですがそこらへん良く伝わらなかった模様でつね。でもね。製作はハガレンのボンズだから決して駄作ではないんですよ。多分タイミングが悪かったのかも。。。

ラーゼフォンが特徴的な所は戦闘ロボット物ではあるんだけれども、音楽や調律をモチーフとしていて、それをベースに世界観を構築している所です。ある意味マクロス7に近い概念を持った作品なのかもしれんね。

さてさて、今回はラーゼフォンそのものについて触れると言うよりも、第19楽章「ブルーフレンド」について特にフューチャーし見ようと思いまつ。

有名作品には良く神回と言われる話が存在します。これはある意味偶然が成せる産物かもしれません。その時のスタッフのコンディションやテンション何かが旨くハーモナイズして、目標以上に作品の完成度を上げてしまう現象はありえると思います。ラーゼフォンで言う神回はまさしく、この「ブルーフレンド」。

切なくて、憂鬱でしかも残酷な内容なのですが、やるせなくなくもあります。あるいは絶対実らない初恋の無常さと言うか、甘さとか苦しさや怨念さえも描ききっていると思います。この回だけ見ても面白いのは面白いんですが、2、3話前から見れば物語としては繋がっているので多少は判り易いかと思うんです。

あ、でも設定は元々難解なんで、それは判らなくてもあまり関係ありませんよ。どうせ衒学ですから。物語を理解する上ではさして重要ではない。

人は「守る物」が出来ると、人として昇華するものですが、それが一瞬で裏切られる怖さと残酷さと後悔とをごちゃまぜの描いている所がやるせない。・・・もあるのですが、そこがシュールで美しくもあるのです。ネタバレになるので内容については詳しく触れませんが、演出と音楽の妙はアニメ技術的な勉強にもなりますね。

画像の「アヤトクン・・・」は結構意味深な象徴にもなっております。。。

朝比奈タンはそれにしても切なくてカワイソス・・・・
あれだけの事をしでかして次回から立ち直っている綾人もおかしいだろ!

ひつこいけども、切なくて残酷な神回ですた。。。

あらすじ:
撃たれた浩子をつれてTOKYO JUPITERから脱出した綾人。ラーゼフォンを湖底に隠して、浩子と二人で逃避旅行に出る。自分の青い血に怯え、綾人にすがりつく浩子。とある街のホテルに潜伏した二人は、そこで同棲生活を始める。そして、浩子との生活の為、肉体労働でお金を稼ぐ日々を送る綾人、だがその行動は弐式に追われていた・・・

ほなな~♪

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03.23.15:08

カラフルは原恵一の代表作となりえたのか!?

T0008372p.jpgむかしむかしあるテレビ局で「エスパー魔美」と言う藤子不二夫原作のアニメが放送されたそうな。そして、その製作にはほとんど京都アニメーションが手掛けていたそうな。
ちなみにグロス請けはシンエイ動画じゃった。

そして、エスパー魔美はちょっとHだったり、そのシナリオの完成度の高さから当時一定のファン層を掻き集め、映画化が決まり劇場公開されるに決まったそうな。

そんでじゃな、その監督に抜擢されたのが、チーフディレクターじゃった原恵一じゃ。それで知名度を上げた彼は、ドラえもん→エスパー魔美→21エモンと藤子作品を次々と手掛け、その後、「クレヨンしんちゃん」で才能を開花させて行くのじゃった。
もちろんブレイクのきっかけは「大人帝国編」じゃったとな。。

・・・・・さてさて、ここで何故、原恵一氏を取り上げたかと言うと、

例えば、押井守や大友克弘が動の演出家とするならば、彼は静。陽であれば陰。・・・と言ってもいい程、対照的な演出法を取る監督さんだからです。だから、彼が手掛ける作品はクレシン以外は一見地味かもしれません。

たとえアニメでも日常生活を淡々と描く事に力量を発揮する彼の演出はともすれば、実写でもいいじゃないかと突っ込まれ勝ちですが、原自身はアニメだからこそ丹念で静かな描写に拘りたい、と考えているようです。はっきり言って思考回路は小津安二郎なのかしらん。少なくとも黒澤ではなさそう。。。

このカラフルと言う作品は一度、10年ほど前(多分。。。)に一度、実写で映画になっているのだけれども、アニメになるのは今回初めて。でも、・・・ってか作品的には原恵一向きだよなぁ。

ちなみに製作のきっかけはサンライズからのオファーで原監督もサンライズとのコラボは初めて。
原作そのものがやっぱり日常の中の非日常というか、家族の崩壊や再生を淡々と描いて行くようなところがあって、それを緻密な画才とホームドラマ的な演出で描ききっています。

とは言っても起承転結はしっかりしていて最後には意外な結末、どんでん返しみたいなものも用意されているので、好き嫌いは別れるかも知れないけれども、僕のオヌヌメたいとるではありますよ。

あと、彼はハヤオと同じで最近の人気声優とかはチャラチャラしていて大嫌いだそうで、声を当てているのはテレビとかでお馴染みの俳優さんやアイドルの方々です。これは客寄せの為の演出では無く、原氏の好みの部分が多いようですね。あとは脚本はガチ監督の森田芳光だったりもします。

単調な部分が多いのでもしかしたら退屈するかも知らへんけど、暇な方はちょっと見て見たら・・・・
世間的な評判はかなり高い方らしいですヨン♪

鬱気味の人には良いと思う・・・・

あらすじ:
突然現れて当選を告げる天使の計らいで、死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年・真の体に“ホームステイ”をすることに。現世に戻る再挑戦のため、真としての生活を始めた“ぼく”は、やがて真が自ら死を選んだ理由を知る。そんな中、“ぼく”は現世に戻る再挑戦をすることの本当の意味を考え始めるが……。

ほなな~♪

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03.22.02:49

A  KITE はニキータの萌えアニメでバイオレンスな件。。。

B000B84M6Y_09__SCLZZZZZZZ_.jpg皆さんリュックベッソンのニキータってフランス映画知ってますか?
アサシンってタイトルでハリウッドリメイクもされてますね。

女死刑囚がその抜群の運動能力を買われ、政府の非合法組織にスカウトされ暗殺者として生きていく・・・とまぁざっくりと言うとそんな映画なんですけど、このカイトと言うアニメ、その映画がモチーフになってます。

でもこの映画で暗殺者になるのは普通の女子高生と言う設定。

実は、わたくし、ガレーGはアニメーターの梅津泰臣氏は大リスペクトでございまして、マッドハウスの頃の作品から大体彼がかかわった作品は全て見ております。タツノコの復古作品を手掛けることが多いんで、ついついタツノコプロ所属かなって思うんですけど、あれはフリーで関わっているとの事でし。

まぁ、本人はタツノコに憧れてアニメーターなった訳だし、本人もガッチャマンとかを手掛けたいって宣言してたらしいからそれはそれで本人は大満足なのかしらん。

この作品はアダルトの2タイトルと一般向けの1タイトルが手掛けられているのだけれども、世界的評価が高いのは先行2作のアダルト向けタイトル。そしてけっこう動くしけっこうお金掛けてまぁす!

やっぱりそれは梅津泰臣と言うビッグネームがなせるワザなのでしょうね。
ほいでほいで、ね、このアニメ、

けっこうハリウッドの有名監督にモチーフをパクられてます。

トリプルX』のプロモーションで来日したロブ・コーエン監督が、影響を受けたものは何かという記者質問に「『A KITE』が素晴らしかった」と答えたことがあるし、

あのウォシャオスキー兄弟もマトリックスの中でアイデアを利用したと明言(どっかは知らん!すまん!)しているし、一番熱狂的なファンはクェンティンタランティーノだったりもするんですね。

彼は自ら監督したキルビルの中で女子高生の暗殺者を登場させていますが、これなんか設定そのまま。そしてそして、イメージが似てるからって栗山千明に直接オファーまでしているんだじょ。
これは何かのインタビューで栗山千明さんご本人が言うておりました。。。

・・・ということで、日本よりも欧米での評価が高いこの作品。
カナダではもうご禁制の作品で持ってたら捕まっちゃいますけど、そんな作品だから、スペインやイタリア、日本では自由に見られるところにも作品の価値を感じるんです。

カイトって日本語では凧の意味ですけど、作中の主人公サワの歩む人生はハードでプラトニックで足場がはっきりしない凧の様に空しくて儚くてそして、美しいのです。

何?この強引なまとめ方・・・・。

あらすじ:
女子高生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみであった。二人はお互いに同じ性を感じながら、惹かれ合う。ある時、砂羽は組織と決別しようとする音不利の始末を命じられ、音不利に銃口を突き付けるが…。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて物語は、冷酷なクライマックスを迎える。そして、砂羽の行方は…。

ほなな~♪

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