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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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05.14.02:16

キャッツ・アイを懐かしんで見る・・・

g0yDg4Nig2ODQYNDLyM.jpg街はきらめくパッションブルー・・・、ウインクしてるエブリナイート♪。。。こんなフレーズで始まる同タイトルのキャッツ・アイですが、これを知らない人はいないでしょうね。

実はこの作品、それまでのアニソンの有り様をガラリと一変させるきっかけとなったエポックメイキングなタイトルであることはあまり知られていません。今日はその辺りから触れてみましょうかね。

アニソン。これっていまのスタイルと例えば70年代のアニメって明らかに違いますよね。・・・皆さんどんな違いが浮かびますか?

とにかく黎明期のアニソンは基本的なフォーマットが決まっていて、まず間違いなくアニソンです。ってゆうか歌謡曲ではありません。アニメの題名もしくはアニメの主人人公を冠して、それを連呼するスタイルです。そして、歌い手もほぼ決まっていて、水木一郎、堀江三津子、子門真人のローテーションでした。

しかし、このアニメは少なくとも主題歌を普通のシンガーソングライター、っていうか流行歌手とでも言ったら良いのか、杏里が歌ってる訳で、しかもオリコンランキングでNO.1になっている。これはアニソンとしては歴史上初の快挙で、この作品からなんですよ。一般の歌手がアニメの主題歌を歌うようになったのは。。。言い換えれば、アニメの主題歌を歌のプロモーションの方法として考えるようになったのは。

それまでは、マジンガーZが代表的だったけれども、アニメの内容をそのまま歌にしたパターンが多かった。キャッツアイもその部分では例外ではないけれども、フォーマットとしては完全に流行り歌の部類に入るよね。少なくともマジンガー的ではなかった。そして、いまじゃアニソンって言っても、主題歌だけじゃ何の作品の歌かほぼ判んない場合が多い。作品名なんか歌詞に入れないしねwwその原点は実はキャッツアイがオリコンで一位になった事が原因だったのだよ諸君。

これは作品としてはもう30年近く前の作品ですが、CSを始め色んな所で再放送されていますんで、大概の片はご覧になった事があると思います。いま見ても全然見れる内容ではありますね。時代背景を少しだけ無視すればね。でも放送当時は主題歌がヒットした割には視聴率はあまり芳しくありませんでした。やっぱりヒットの要因は杏里の我力だったんでしょうかねw

なお、この作品の第一期のチーフディレクターである巨匠出崎統氏がつい先日、急逝されました。
謹んでお悔やみを申し上げます。。。

あらすじ:
キャッツアイは謎の女盗賊。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いては叱咤激励している。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。キャッツアイのターゲットはミケール・ハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりなのだが、そのハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった。

ほなな~♪

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05.13.02:12

タイムボカンシリーズは名作がたくさん!

timebokan.jpg昔々、タツノコプロと言う有名なアニメスタジオがありました。そのスタジオはTVアニメの黎明期において数々のヒット作を生み出し、当時、独立系のスタジオとしては虫プロと双璧をなすほどの存在になったのです。

ざっと挙げて見るだけでも、宇宙エース、マッハGOGOGO、ハクション大魔王などの古典名作があります。そして、その後も勢いは衰える事無く、片翼の虫プロが倒産したのとは対照的にみなしごハッチやいなかっぺ大将、ガッチャマンなど、色んな分野でヒット作を連発し続けたのです。

そして、そのタツノコプロが作った最大のシリーズ物ヒット作は、誰でもご存知のこのタイムボカンシリーズでしょう。・・・そして残念ながらこのシリーズの終了とともに、タツノコプロも段々と日陰のの存在となって行ったのでした。。。。。

そう、そのタツノコプロ隆盛時代の象徴的作品となったタイムボカンシリーズってどんな作品なんでしょうか?

時は1975年。タイムボカンというアニメが始まりました。枠は土曜日の午後6時30分のフジTVで、当時この枠は独占的にタツノコ作品を流していた枠でもありました。アニメの月九みたいなものでしょうか。で、このタイムボカンの成功に気を良くした笹川ひろしがシリーズ化を決定しました。それまでのガッチャマンとかゴワッパー5、てんとう虫の詩は単発の作品群だったわけですね。

さてさて、このシリーズ、年代を超えて何か琴線に触れる作品が一つはある筈なので、あなたにも思い入れがある作品がなんじゃなかろうかしらん?

ざっと有名どころを挙げて見ると、ヤッターマン、ゼンダマン、オタスケマン、ヤットデタマン、イッパツマン、イタダキマン・・・などがありますね。こう見てみるとタイムボカンシリーズと言いながら、明らかに基本フォーマットはヤッターマンですよね。むしろタイムボカンのスタイルの方が異端。ヤッターマンシリーズって言った方が明らかに適切やん。

言うまでもなくシリーズ最大のヒット作はヤッターマンとタイムボカンで視聴率としてはタイムボカンのに軍配が上がります。それでもやはり世間的にヤッターマン支持者が多く、つい先日もリメイクされ実写の劇場公開版にはドロンジョの役を深田恭子が演じてその衣装が話題を呼びました。監督は明らかにヤッターマン世代の方がメガホンを取っていた感全開でしたですしねww

親子で話が出来るほどに多作となったこのシリーズですが、基本は全て女性一人と男性2人悪玉トリオと男の子と女の子のカップルヒーローが一話完結形式で丁々発止の遣り取りを繰り広げる形式で、そこは徹底してのワンパターンとマンネリを貫き通しました。そしてそれが受けた理由でもあったんですが、やがてはその人気も終焉を向かえ、タットデタマンが事実上の最終タイトルとなりました。

このシリーズは非常に珍しい記録も持っていて、劇場版においてはシネコンがまだ、世に中に登場する前に東映、東宝のその両方で配給され、最新作の実写版は松竹系で配給されました。つまり、大手3社全てで配給されたと言う非常に珍しい作品で、これはフジテレビとタツノコプロの企業的な繋がりからによるものです。

実はこのシリーズをTVで見ていた人々が、いま制作側の第一線で活躍している人も多く、今後、リメイクや復活版が非常に期待出来る作品群でもあります。

あらすじ:
「三悪(さんあく)」(または「悪玉トリオ」など)は『タイムボカンシリーズ』全作に登場する、主人公たちと敵対するトリオの総称。本シリーズの人気の根源を支える名キャラクターたちである。ヤットデタマンでは人形として商品化されている。小原乃梨子が演じるお色気たっぷりの小悪魔的な性格の女性キャラクターをリーダーとし、彼女に忠誠を誓う、八奈見乗児が演じる小ずるい知能に長けたわりには意外と肝っ玉が小さい頭脳派タイプの男性キャラ、たてかべ和也が演じる頭よりも手が先に出る怪力タイプの男性キャラ、以上の3名で構成される。

ほなな~♪

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05.11.00:32

2001年宇宙の旅を見たことありますか?

f0ede127.jpeg映画ってぇのはやっぱりあれですかぃ?
主人公に感情移入しなくっちゃいけねぇんでやすかい?
ちゃんとストーリーを理解しなくっちゃぁいけねぇんでやすかい?

江戸っ子の問いかけが聞こえて来た!だがね、それもベタベタな江戸弁だから始末が悪い!でもそんな幻聴にはへこたれないよ!だってここは映画批評ページなんだから!

映画にはフォーマットがあってフォーマットがない。基本的などんな内容であってもいい筈である。娯楽大作があって有名セレブ俳優が出て、息も付かせぬ展開があって、観客を楽しませれば良い。失敗作のペナルティがあるとすれば、興行的な失敗であろう。でもそれも一つのパターンに過ぎない。展開が地味でもいい。ストーリーなんかなくったてもいい。芸術的なだけの映画があったっていいのである。つまりは、興行的に成功さえすれば、おkなわけだったりする・・・面もある。

2001年宇宙の旅には、芸術性と哲学性を突き詰めた作品である。この映画にストーリーはない。ストーリーは無くも無いが、それをトレースする事に意味はない。映像美と観念的な演出ばかりの作品だからである。しかも、最初の公開時には興行的には失敗している。そして、その難解っぽい内容に非難が集中した。それこそ当時としては強烈に斬新な映画だった。ちなみにアポロ11号が月面に着陸する以前の話である。ポルノグラフティも真っ青なほど昔のはなしですけどね。

あの筒井康隆や星新一もこの映画には最初批判的であったとされる。つまり、後年、リバイバル上映で段々評価を高めて行ったのがこの映画の特徴である。そしていまではすっかりSF映画最大の名作となった。宇宙が登場する映画でこの映画の影響を受けてない映画は皆無といっていい。この映画の映像はそれほどに画期的で、それ以前の映画の特撮が全てが陳腐な物になってしまったと言っても良い。

この映画のラストシーンは随分観念的な映像の繰り返しで、意味不明なんだけれども解釈は様々に分かれ、多様な意見が聞かれるが、そういうパターンはEVAが制作される遥かむかしからあったんですよ。・・・ってかどちらかと言うとEVAが真似してるんだけどもね。

難解さや芸術性と言うものは映画を作る上でかなりキーポイントにもなりえるのである。要は噛めば噛むほど味が出るって奴で、あとからボディブローの如く効いてきて火が付くのに時間は多少掛かる。でも、この映画はそこまで上り詰めていて、今の現代において、およそ批判的な意見は聞く事がない。公開当時は真逆の状況な訳である。むしろDisるには相当な勇気がいることだろうww

内容は2時間20分の尺で3部構成になっており、第一部と第三部は映像展開のみで、ストーリーと言うものがない。第二部において一応宇宙船が木星に到着するまでの船内でのクルーのやりとりが物語りとして展開するが、最後はコンピューターの反乱と言う面白味のあるSFらしいプロットになっている。

全くこの映画を見た事が無い人がこの映画いきなり見ると驚くかもしれない。冒頭いきなりヒトザルのシーンが出て来る。原始人映画と間違ってるじゃなかと思わせられてしまう。やがてヒトザルの一匹が黒い長方形の物体の影響を受け動物の骨を武器として使う事を覚え、反目する敵ザルに使用する。そして、その武器である骨を空高く投げ上げると、それをカメラが追って行き上空に達した時に場面が宇宙に切り替わり骨が宇宙船に変わる。ここで初めてSF映画である事がわかる演出になっているのである。

この場面の変化は400万年ほどの人類の進歩を視覚的に表現したものであるが、黒い長方形の物体は400万年後の人類にも影響を及ぼすべく存在し続け、やがて月面で人類に発見される。この黒い物体、モノリスは映画の中でかなり重要な存在として描かれ最終場面まで物語構成の重要な橋渡しをするのであるが、またこのモノリスも解釈が様々に分かれている。

まぁ、とにかく、観念的な映画なので多数な解釈が可能で、実際多様な解釈が存在し、そのどれもが恐らく正しい。簡単に言うとこれだけ見た人によってバラバラの印象を与える作品も珍しい。ネタバレになるかも知れんのでこの辺で解説をやめるが最後にトリビアを幾つかご紹介。

メカデザインは最初、手塚治虫に依頼したらしいが多忙を理由に断られた。
宇宙船名のディスカバリー号はそのままスペースシャトルの船名に使われた。
月面でモノリスの前を歩くシーンでヘルメットに手持ちカメラを構えるキューブリックの姿が映り込んでいる。

HALの命名は「IBMのそれぞれ前の文字からとった」(H←I、A←B、L←M/IBMより一歩先行くコンピュータを意味させている)という説が根強くあるが、監督を始め本作の関係者は皆一様に否定している。ちなみにそれを言い出したのは故淀川長治。

本作に登場する地球の姿は実際より青白くなっているが、これは撮影当時、地球の姿を正確に知ることが出来なかったからである。

あらすじ:
月面で不思議な黒石板(モノリス)が発見される。やがて、その謎を解明するために5人の科学者を乗せた宇宙船ディスカバリー号が木星へと向かう。しかし、旅路の果てでコンピュータのHALが少しずつ狂い出し、乗組員たちに反乱を起こす。HALとの凄絶な戦いで4人の仲間を失ったボーマン船長は、かろうじてHALの機能を停止させることに成功する。その矢先、ボーマンの前にモノリスが出現。彼は想像を絶する異次元のトリップへと巻きこまれる。


ほなな~♪

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