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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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05.04.10:25

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05.10.00:31

どろろとドロロンえん魔くんは繋がっている!!

f0138055_13243083.jpgいま、水木しげる氏が漫画界の御大としてかなりフューチャーされていますけれど、同氏が書いた「ゲゲゲの鬼太郎」と言う作品は多数の読者を獲得したでけではなく、大御所、ベテランの有名漫画家にも多大なる影響を与えていたのでした。今回はその視点からサブカルを語ってみたいと思う!

いまから数十年前、ゲゲゲの鬼太郎が最初に大ブレイクした件はNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」でみんなご存知かと思います。でも実はこの影響は一般読者のみならず漫画の神様、手塚治虫が嫉妬心を覚える物でありました。(と言っても手塚治虫が年下な訳ですが・・・)

手塚治虫の嫉妬深さのは結構有名な話ですが、同氏は後年、大友克弘にも対抗意識剥き出しだたったそうです。でも、そういった大人気なさと言うか、誰彼構わず向けられるライバル心こそが制作意欲を奮い立たせ高い作家性に繋がっていた訳ですね。

さてさて、話を戻しまして、ゲゲゲの鬼太郎に触発されて、要は、対抗して手塚治虫は同じ怪奇系漫画を画策し、連載を始めました。それが、かの名作「どろろと百鬼丸」な訳です。これは当然ことながら鬼太郎とは一線を隔す作品となり、虫プロを通じて自らアニメ化もしました。

鬼太郎が面白いか、どろろの方が面白いのかはそれぞれ思う所があるでしょうが、どろろは初期においてはかなり重く暗い物語であり、ゲゲゲ----の最初のタイトル、墓場鬼太郎に対抗したプロットだと思えます。墓場鬼太郎での鬼太郎はゲゲゲ----の時のヒーロー的キャラとは違ってかなり根暗で小心者なキャラ設定です。

そしてそして、どろろ放映されて十数年後、永井豪が鬼太郎のパロディ作品を発表しました。それがドロロンえん魔くんだった・・・と言うわけです。作中には鬼太郎に出てきたキャラの焼き直しと思われるキャラが多数登場していまして、その事は以前のえん魔くんレビューでも述べています。そして、えん魔くんの作品タイトルは明らかに「どろろ」から持って来ていますね。

つまりは、ゲゲゲの鬼太郎と「どろろと百鬼丸」の両方をオマージュとした作品がドロロンえん魔くんだった・・・と言う訳でゴザイマス。

ちなみに現在、えん魔くんがリメイクされ、そのアニメがやってますけど、内容が原作に忠実でギャグの全てが昭和仕様になっています。ですから平成生まれの人が見ても面白く無いかも知れません。大部分が意味不明だと思われますから。。。あれは完全にターゲットが30以上向けなのです。

ほなな~♪

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05.08.13:06

コメットさんのアニメ版は意外と侮れない!

4988104014603.jpgコメットさんはかって九重佑三子主演でドラマ化され、大場久美子バージョンでブレイクしたタイトルですね。そして、数年前同じ原作を子供向けにアニメ化された訳ですが、これは簡単に子供向け作品と言えない位にクオリティが高いものでした。大人の鑑賞にも充分楽しめるアニメになっています。

ちなみにこのアニメ版でナレーションを務めているのが、初代コメットさんの九重佑三子さんな訳ですが、これを比較すると時の流れや世代の移り変わりを感じます。コメットさんの声を宛てているのは放映当時アイドルだった前田亜季です。二人は親子以上に年が離れたいたような・・・

この作品が放映された2002年は劇場で「千と千尋の神隠し」が上映された年で、TVでは「おじゃ魔女ドレミ」が当たった時でもありました。悪名高いイベントではありますが、国際アニメフェアでは、コメットさんを含めたこの
3作品が人気投票のベスト3を占めています。

「おじゃ魔女ドレミ」と特に比較され易いこのタイトル、前者が子供が主人公のこともあって、魔法の表現やお話の展開も派手で明るい作風となっているのに対し、後者コメットさんは日常生活を丹念に追う手法が取れれている為、魔法少女物としての派手はありません。でも、それが人間関係に重点をおくヒューマニティな演出となり高年齢の視聴者からも支持される結果に繋がったのだと思われます。

とは言え、作品の後半回では明らかに他局の魔法少女物を意識した派手で稚拙な演出が目立つようになり残念ながら視聴者の支持を得られず、放送打ち切りとなってしまいました。作家性と商業主義に挟まれて沈没してしまったような最後でしたね。やはり、製作者は安易にユーザーに媚びるべきではないと言う典型的な展開です。

あらすじ:
トライアングル星雲にある三つの星国(ほしくに)が集う、お披露目ダンスパーティから逃亡したタンバリン星国の王子を捜すため、ハモニカ星国の王女コメットとカスタネット星国の王女メテオは遙か彼方の星である地球に向かった。王子を探し出す手掛かりは、「瞳に輝きを持つ者」ということ。コメットは、なれない地球で初めて出会った藤吉家の、お手伝いさんとして地球に居候し、王子を探すこととなった。しかし、実は王子探しは地球に行く口実で、母や叔母も行ったという地球を一目みたかったというのが本音であった。

はたして初めて目にした地球には、コメットがまだ知らなかったさまざまな輝きをもつ者に満ち溢れていた。それは、夢の世界が身近に存在する子供たち、夢や希望に向かって努力する若者たち、自らの夢を見つけ、夢や希望に向かう子供や若者を時には支え、時に厳しく鍛える大人たち、そして昔の夢を大切にしている老人たち、それぞれが放つ輝きだった。コメットはそんな者たちの悩みや願いを、星力を使って解決し、あるいは後押しするのであった。コメット自身もまた、ライフセーバーを目指すケースケ、ストリートミュージシャンがらヒットダムに駆けあがるイマシュンとの出会いを経て、夢を追う一人の少女として、ときめき、悩む日々の中で、輝きを放つのであった。

ほなな~♪

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05.07.12:16

涼宮ハルヒの消失・ザ・ムービー

2009_12190004.jpg公開まで結構な紆余曲折があった同タイトルでしたが、やったとの事で映画公開まで漕ぎ着けたって感じの上映風景だったですね。エンドレスエイトの呪いは未だ冷めやらずでした。それでも盛り上がりはスゴイものがありましたね。

かって2006年の最初のブレイク時はガンダム、エヴァに続く、ビックタイトルを予感させる程の持り上がりで、雑誌マスコミも盛んにその様な煽り方を繰り返していました。また、深夜U局のアニメ放送を拡大させる切っ掛けにもなったエポックメイキングな作品にもなりました。コンテンツさえしっかりしていれば、放送枠は関係ないことを図らずしも証明してしまった訳です。

今世紀最大のコンテンツにもなりえた涼宮ハルヒシリーズですが、先ほども言ったようにエンンドレスエイトの超絶的不評がこの作品を普通のヒット作に押し下げてしまった感は否めません。プランとしては意外と画期的だったかも知れないないけれども、世間は受け入れてくれなかったんですね。全く同じプロットのストーリーを演出変えて8回繰り返すのはやっぱり無理があったんですよね。ケンカ退社した山本寛も皮肉交じりに批判してましたからねぇ。

さてさて、ハルヒシリーズのメインヒロインはハルヒ自身かも知れませんけど、一番人気は当然長門です。言うまでもありませんし、説明も不要ですね。いまや綾波レイに取って代わってヒロインの代名詞である彼女ですけれども、今回の映画版の主役は彼女です。

涼宮ハルヒの消失、企画段階ではTVでやるつもりだったようですが、結局は劇場公開となり、TVシリーズでは笹の葉ラプソディでネタフリをするに留まりました。で、そのせいか2時間40分という長尺のタイトルになったわけですが、京都アニメーションの映像表現とあわせて、非常に完成度の高い映画になってます。長さは全然感じさせませんね。

内容としては世界の改変をテーマに扱ったものなので、最近結構有りがちな題材ではありますが、そこは涼宮ハルヒシリーズですからそんじょそこらの作品と同じ筈がありません。普段感情を表に出さない長門の秘められた内面をストーリーに主軸においた内容ですから長門萌えにはもう、たまらないですね。

ネタバレになるので、あまり細かい構成やプロットを話すのは避けようとも思うけれども、見所は一番評判が良い長門の七変化でしょうね。何てたっていつもの無表情な長門だけでなく、萌えキャラの長門も楽しめますから!!

涼宮ハルヒの消失が劇場版で公開されて良かたんでしょうねぇ。
テレビみたいな制約を受けずに済んだわけっすから。

テレビで『涼宮ハルヒの溜息』を見た人は、妙なぶつ切り感を感じたかと思います。あれは「原作を55ページごとに区切ってアニメ化」という妙な試みをやっていた為だから、らしいですが、そんなきっちり話を区切られるわけないし、消失をテレビアニメにした場合、4話~5話構成で駆け足になった可能性が高かったですね。

あらすじ:
クリスマスまであと少しとなった冬のある日、いつものように登校したキョンは、普段と違うことに気付く。何と後ろの席に座っているハルヒがいなかったのだ。しかもその席には以前キョンを殺そうとし、長門に返り討ちにあった朝倉が座っていて……。

ほなな~♪

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