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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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05.04.10:05

少女革命ウテナは怪作だけどがっつり名作でもある件

58805253_1.jpgヒット作やかっての有名作品は、同時に有名クリエイターを生み出すものです。例えば「うる星やつら」のチーフプロデューサーは押井守で、彼はいまや世界的なビッグネームになっています。EVAの庵野秀明やガンダムの富野喜幸なども同様でしょう。ちなみに宮崎駿も有名になったきっかけは「未来少年コナン」を手掛けたからでした。

そして、彼ら程のビッグネームになると、自分の企画で作品が作れるようになります。そんで、今回ご紹介する作品は「少女革命ウテナ」。そしてこの作品を作ったのがピーパパスと言う集団でそこを率いていたの幾原邦彦と言うビックネームな訳です。

幾原邦彦はセーラームーンの演出で頭角をあらわし、Rでは劇場版を手掛け一気に知名度を上げました。そして、その彼が独自の世界観で作り上げた怪作がこのウテナなのです。カルトムービーと言ってもいいでしょう。内容は至って前衛的なんですが、これもやっぱり好き嫌いが分かれる作品でしょうねぇ。

多分このアニメをジャンル分けすることは相当に困難です。基本的には学園物であり、画風は少女漫画であるのけれども、SFのようでもあり、ファンタジーの要素もある。ちょっとアバンギャルド過ぎて、似た作品も思い付かない。それ程に独自でありカルトな作品です。それと同時に、こういう作品でストーリーや設定を説明してもあまり意味がないような気もします。

作品の中に登場するギミックの数々を挙げると、まず、男装の麗人、書き割りの様な背景、影絵の少女達による不可思議な劇中劇など宝塚と前衛舞台劇を折衷したような徹底した幾原本人の趣味が反映されています。ちなみに、幾原自身、アニメ監督には珍しいビジュアル系の方で、金髪イケメンです。(興味ある方はぐぐって画像検索参照してみれば・・・)

この作品は最初の企画意図はコアなファンだけを狙ったOVAにするつもりだったそうですので、そういう自由な発想が生かせたのだろうけど、良くスポンサーが付いて、TVアニメに出来たものだぁとある意味感心します。でも考えるに当時はEVAやナデシコなど、前年までTV東京系のオリジナルアニメが立て続けにヒットしていた時期でもあり、その後低迷期に当たって、その枠に一石を投じる機運もあり、スポンサーのサイフの紐も緩かったのかも知れませんね。実際、この作品は劇場公開されるほど当たってはいるんでね。

この作品の雰囲気を見てない人に文章だけで旨く伝えるのは非常に難しいのけれども、嵌る方は非常に嵌れる作品です。アンサイクロペディア的に言えば、中二病患者を増殖させる目的で作られた怪電波。中二病に共振しやすい人物を探り出すためにテレビ東京が企てて送信したのだそうです。w

アニメにも作家性は出るんですけれども、これほど強烈に(OVAではなくTVアニメで!)作家性が出せた例は他にないんじゃないでしょうか?

悪く言えば好き勝手に作っているわけですが・・・w

まずは、だまされたと思ってとりあえず見ることをおすすめします。その後で「だまされた~!」と思うか、「はめられた~!」と思うかは……あなた次第です!ww

あらすじ:
幼い頃に助けてくれた王子様に憧れ、王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく…。

1〜13話が生徒会編、14〜23話が黒薔薇編、24〜33話が鳳暁生編、34〜39話が黙示録編。

ほなな~♪

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05.02.16:26

鬼神伝を見て来ました。。。

ap2011042500101_g03.gifむかしむかしの古き良き(かどうかは定かではないけど・・・)時代の日本の劇場用アニメーションを彷彿させる内容であった。まぁ、苦しゅうない。こんな演出もありなのじゃろうて・・・はっきり言って、初期のお宮崎駿作品の亜流にしか見えんかった。とにかく「太陽王子ホルスの冒険」が頭の中で浮かんでは消えたのヨン♪

監督はナルトでお馴染みの川崎博嗣。だから、映画の雰囲気は多分にナルトっぽかったよ。後から考えると随所にそんなシーンが思い出される。ただ、色んな意味で古くささが目に付く映画。そして原作は子供向けなんだろうけども映画自体は子供が見て楽しい作品かどうか?マークが付く部分もある。

ヒドイのは映画としての全体の纏まり感と脚本のだろうな。特に源雲が麻呂を暗殺まで守った秘密を主人公が普通に質問しただけなのにあっさり吐露してしまうくだりは、いくらなんでもないんじゃない。ストーリーを説明させる為か、映画としての尺のの都合かはワカランけれどもバランス悪いだろww

褒めるべき部分があるとすれば、戦闘シーン。これは実写に負けないほどの迫力物ではあったかなぁ。。。コマの送り方とかカメラアングル。板野サーカス的なセンスは随所に感じられたよ。そこはやっぱりベテラン監督の面目躍如って感じだと思う。。。

あえて、言うと55点くらいの作品。で、赤点は回避出来たくらいに考えてもらうのが良かろうと思う。退屈せずに見るのは困難。しかしながら、往年の東映動画のテイストに浸りたい方にとっては随分なつかしい空気を与えてくれるので、そういうのが好きな稀有な人々限定にてこの映画をオススメする次第である。

あらすじ:
父親を7年前に事故で亡くし、母と2人で暮らす京都の中学生・天童純。ある日の学校帰り、突然現れた謎の魔物に追い掛けられた純は、ある寺に迷い込み、時空を超えて平安の都に連れて行かれてしまう。平安の都では鬼と呼ばれる者たちがさまざまな妖術を使って自然を操り、都の安寧を脅かしているという話を貴族から聞いた純は……。

ほなな~♪

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04.30.13:10

鉄腕アトムにもバッタモンがありましたとさ・・・!!

imagesCAXK7KZW.jpgまぁ、題名の通りなんですけれども、大抵の人気漫画にはバッタもんみたいなものがありますよね。そしてバッタもんと言えばその震源は中国と相場が決まっていて、向こうは実質的な意味での著作権は存在しないに等しいです。ニュースなんかでもパクリの銅像や遊園地のアトラクションが良く話題に出ますね。

ところで、当然ながら、表題にもある様に「鉄腕アトム」くらいの不朽の名作になりますと、沢山あるんですねぇ。そして、わざわざ中国製じゃなくても、純粋に国産のアニメにも存在しました。バッタもバッタ、王道を行く公式のバッタもんです。何せ手塚治虫自ら作った作品ですからこんな堂々としたバッタもんはありません。そして、その名もジェッターマルス。

前置きが長くなってしまいましたけど、実は当時、アトムのリメイクが進められていよいよ作りたいと企画の段階まで行ったらしいのですが、明治製菓がアトムの権利の一部を所有していてゴネまくり何度もお流れになってしまったそうです。そこで、苦肉の策で作り出した限りなくアトムに近い新キャラがマルスと言うわけ。

ところが、制作時には虫プロはありませんから、東映動画がその制作を手掛けることになり、対象年齢がその東映側の要望で本家アトムよりはずっと低いものとなりまして、手塚自身は初期企画、シリーズ初期のシノプシス、マルスのデザイン案に関わる程度に留まりました。しかしながら、アトムのスタッフもそれなりに参加はしているので、手塚色を苦心しながらも出していたようです。

この作品に対するイメージはいわゆる「手塚ファン」と一括りされる人達の間でも様々で、ある人は手塚治虫自らの手によるアトムのエピゴーネン所謂、パクリと揶揄するものや、またある人はアトムのバリエーションの一つとして捉えていたりと、未だにその評価は定まっておらず、まともな作品評論すら無いのが実情です。ちなみに僕は揶揄してるつもりまありませんよ。誤解無きように!!

さてさて、いまでも隠れたファンが存在するこのジェッターマルスと言う作品。非公式ながらファンページも多数存在し、その為のコミュニティなんかもあるようです。また、設定上はマルスの誕生は2015年ですから、その時ははイベントも企画されている模様。永らく見つからなかった原版も発見され、DVD-BOXが発売されるに至っています。

あらすじ:
時は2015年。科学省にて1体の少年ロボット・マルスが誕生した。マルスを作った科学省長官の山之上博士は、どうしても最高の電子頭脳が自分では開発できず、自分とは意見を異にするライバルの川下博士に結局開発を依頼する。そんな中、科学省に嵐が近づき危機が迫る。擦った揉んだの末に電子頭脳は完成し、それを設置・起動したばかりのマルスは勇敢にも、博士の娘の美理(実はロボットだった)と協力してこのピンチを救ったのだった。こうしてマルスの活躍が始まった。

ほなな~♪

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