忍者ブログ 世界初の先物取引

◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
05 2025/061 2 3 4 5 6 78 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30 07

06.20.02:41

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • ポチっと続きへ→人気ブログランキングへ

04.20.16:28

もう一人のハルヒの物語「桜蘭高校ホスト部」とは?

B000GG4EQE.jpg主人公の名前は藤岡ハルヒ。そして、このアニメが放映されたのは2006年の6月から9月。そうです、完全に被ってます。本家ハルヒとね。あえて言うとこっちは元祖ハルヒとでも言いたいところ。。。

さもありなん。これは製作はBONSだし、しかも日本テレビ系でのタイトルで2クールもあるから普通ならもっと話題になってもよかったくらいの作品。実際作品の出来栄えは全然悪くないし、見ていて全然飽きない。笑える。原作は1000万部以上売れている人気マンガでもある。

かたや、涼宮ハルヒの方はU局放映だし、原作も当時は無名。そして当時は1クールだけの放映に過ぎない。。。つまりこれだけ見れば涼宮ハルヒの方が圧倒的に不利である。

ところが、蓋を開けて見ると、「涼宮ハルヒの憂鬱」がウルトラなヒットを記録したのはご存知の通り。お陰さまでこの作品「桜蘭高校ホスト部」は、一気に日陰の扱いになってしまいました。その上、2chでは主人公が同じハル名と言う理由で攻撃の対象となり、始終Disられまくる始末。Disり専門のスレが乱立してましたからね。

ホントに単に「偶然」にも放映時期と主人公の名前が一致してしまった為にこの作品は世間からヒドイ扱いを受けてしまったわけです。不幸です。実に不幸です。でもでも、未見の方々は是非一回は見てみましょう。最初にも言いましたけど、決して駄作ではないですから。。。

この物語の主人公のハルヒは、男子学生服を着るだけで男の子に見える中世的な顔立ちで、全体的に整った容姿。性格設定は天然系で、普段は極めて無関心・無感動な「薄い」性分。得意科目は古典と英語で、嫌いな科目は美術。学年首席(一度ミスで3番に落ち追試)。そんな主人公が成績優秀につき特待生として桜蘭高校に入学したところから物語は始まります。

そして、ホスト部には割ってしまった花瓶の損害800万円の返済のため入部する訳ですが、部員達に振り回されたり、金持ちとの感覚の違いに辟易したりと苦労が絶えない・・・と言ってしまえばそれまでですが、そこは癖の強い登場人物ばかりで、主人公とのキャラとも相まって大変シュールで尚且つ笑える学園ギャグコメディに仕上がっています。

要は、個性豊かで面白味のあるキャラクターでホスト部の日常を綴っており、爆笑。とまでは行かないまでもクスッとする笑いを楽しむことが出来る所が作品のかなめ。金持ちメンバーの庶民の生活の知らなさがツボに入った、ハルヒが自分で持ってきたインスタントコーヒーに何故かはまっていたりするなどキャラクターを気に入れば楽しめるネタが積み込まれているので、そういう所が見所だったりするですのん♪

基本的にはストーリー性は薄いですが、BL要素はふんだんにありますので、腐の方々は要ちぇきらですっ!キリ★

あらすじ:
上流階級家庭の子供ばかりが集まる桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。しかしそこは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤す」ホスト部なる集団が営業していた。不注意から、校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の返済のため「ホスト部の犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。しかし大きな問題がハルヒは「女の子」だったのである。かくしてホスト部隠れ紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。

ほなな~♪

拍手[0回]

PR

04.18.15:34

PAワークスは地方産業の鏡となるのか!?

imagesug.jpg非大手によるアニメスタジオの台頭が著しいですね。マッドハウスやサンライズ、はては東映アニメーションなど、いわゆる大手はそれなりにキラーコンテンツも持っていて、それなりのクオリティの作品もありますが、ブランドまでにはなっていません。

つまり、サンライズが作ったから、キレイに動くとか、良く出来ているなどと言う印象を購買層が持ってくれない訳です。この位大手だと作品ごとに監督、作監も大きく違って来ますから、スタジオのカラーとかはありませんよね。作品ごとにスタッフやキャストを見ないと作品性は判りません。

だから、例えば同じサンライズが作ったとしてもクオリティが高い作品もあれば、全くどっちらけの物もある訳です。これでは大手の場合スタジオ名自体がブランド化することはありえません。で、スタジオ名がブランド化したのはいつ頃からかな?・・・などと考えるとやっぱり京都アニメーションの台頭からかな。。。などと思うわけです。

京都アニメーションくらいの大きさだと、大体どの作品にも同じ社員が一様にかかわることが多いから、クオリティが維持される。そして、その作品にファンが付く、そして、そのファンは作品の枠を超えて、京アニと言う製作スタジオに対して信頼を置くようになる・・と言う、まぁそこで好循環が起こってブランド化する訳ですよね。

そこで、今更、京アニを語ってもなんだかなぁ~。ではあるんですけど、つまりは、京アニもね。もう、単一独走状態ではないんですよね。すでに・・・。ってぇことです。

で、もう、京アニ以外でブランド化しているスタジオで上げられるところは、多分、BONSとか4.C思い浮かぶかも知れんけど、筆頭与力はここ、PAワークスになると思いますね。そして、東京にスタジオを置いて無い所が京アニと同じで何とも頼もしいです。地域振興にも何ぞ役に立つのかしらんね。

京アニは系統から言うと虫プロの流れなんですけど、PAワークスはタツノコ系に当たるのかな。。。富山の田舎でヒット作を作りまくっていますね。やっぱり仕事もアイジーとかから請けることも多いようです。で、最近のヒット作はANGEL BEAT。これはけっこう当たったんで誰でも知ってるだろうけども、出来栄えは悪く無かったよね。いまは「花咲くいろは」。

ここはSFっぽいのやアクションだけでなく、何気ない日常を丹念に描く事がけっこう得意で、最初のグロス請け作品「true tears」や現在の「花咲くいろは」は、決してアクションに頼らない味わいのある演出タイトルになってますね。逆に「CANNON」とかはカッコよすぐるアクションものです。

今後注目されるこのスタジオですが、京アニの様に連続してヒット作を飛ばす事が出来るでしょうか。今後の活躍に期待が大の字ですのん♪

あらすじ:
設立の経緯は、堀川が家族との約束から富山へ戻る際、地元に制作会社を探しても見つからず、自らスタジオを立ち上げたのだという。設立時、行政側の支援として、社屋として廃病院を改築した建物の斡旋やケーブルテレビを利用としたブロードバンド環境整備支援を受けている。また、社員寮を整備して社員の福利厚生の向上に取り組んでいる。富山本社には作画およびデジタル撮影部門があり、演出・制作は東京事務所(東京P-10スタジオ。東京都小平市一橋学園駅地区)に置かれている。テレビゲームのムービーパートの制作のほか、ビィートレイン、プロダクション・アイジー制作のテレビシリーズのグロス請けを主に手がける。また、テレビアニメでは『true tears』が初の制作元請となった。大都市圏以外の地方に本拠地を置きながら、アニメーションの元請制作を手がける能力を持っている数少ない企業である。

ほなな~♪

拍手[0回]

04.17.12:56

狼と香辛料はアニメと言うよりも・・・・

23939_n20080331_11_ookami_01.jpgこのアニメは1クール構成で全13本である。そして、好評に付き第二段も作られ、都合25本のタイトルが存在することになる。原作はライトノベルで、けっこう売れているらしい。

さてさて、このアニメ、何が特徴的かと言うと、一応、ファンタジーの体裁を取りながらも全然、剣も魔法も出てこない。あくまでもセリフ本意と言うか、活劇本意の芝居構成になっているのである。そして完全にロードムービーとして作られているところである。

冒険物のアニメは数々あれどロードムービーと呼ばれる物はちょっと思い付かない。有名な「母を訪ねて3千里」でさえ、ロードムービーと呼べないだろう。ロードムービーであるならば、もっと牧歌的で在るべきだし、あまり運命的な展開は許されないのである。

作品のムードとしては淡々として物語の展開あるだけである。そんな書き方をすればまるで詰まんない作品みたいに見えるかもしれないが、それは全然違います!キリ★そんな異色ファンタジーィイイイイ!!

ロードムービーアニメっつうのは新しい感覚かもしれんね。ファンタジーで一切、魔法を表現しないとか意図的に演出を封印してセリフ回しやシナリオプロットに特化して牧歌的にストーリー構成を詰めて行くには、それ相応の勇気とチャレンジ精神に溢れているのだろうけども、見事に成功させている。実際に作品を見ていて飽きることはないよ。

では、この作品のエッセンスとは何なのか?

もう全ては行商人・ロレンスと賢狼・ホロのキャラクターの面白さに尽きると思う。この一見、交わらないような両者が出逢って、旅をして、その結末に至るまでが丁寧に描かれている。とても自然な会話から生まれる不思議な関係──“絆”とでも言えばいいのだろうか。ここに妙な勘ぐりを入れる必要はなく、なんというかとても温かい気持ちにさせtくれんですね------♪

そして、旅先で様々に絡んで来る悲喜こもごもな人間関係。そして良く出て来るテーブルトークと酒を酌み交わすシーン。これは全て起承転結で繋がっていて、ラストのどんでん返しへの布石となっている。そうなんだよ、旅先では必ず癖が強い人間なり、まあ、何ぞの動物の化身らしき者が登場する訳ですが、ロレンツは持ち前の洞察力でその裏をかき、それでも大変な場合はホロが知恵とウイットを働かせて万事解決・・・と言う大きな定石が崩れる事無く貫かれているんですよ。

そして、それがわざとらしくも無く、実に自然な流れとして違和感無く毎回繰り返される、ロレンツはホロに対して高飛車には出るものの、結局、手の上で踊っている、しかしながら、ホロはあくまでもあくまでもカワイクちょっとワガママな少女で在り続ける。。。その絶妙な設定が会話劇を生み、旨いシナリオへと繋がっているんだろうね。

あらすじ:
旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る一人の密行者を見付ける。それは『ヨイツの賢狼』ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。ホロは遙か北の故郷『ヨイツ』を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によってないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って、村を脱出したのであった。彼女が狼の化身であることを知ったロレンスは、彼女を旅の道連れとした。二人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながら、ホロの故郷を目指して旅をすることになる。尚、タイトルの「狼と香辛料」の名前の由来は、狼はホロのことだが、香辛料は物語中の戯曲中の台詞より、取引先の館長が放った言葉に由来する。
ほなな~♪

拍手[0回]