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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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04.24.11:56

密かなる名作「エルフェンリート」には製作秘話まで密かなる!?

elfenlied5.jpgこのエルフェンリートは意図的にアニメ演出の全要素を意図的に織り交ぜてる実験的な作品でありますね。基本的な演出のエレメントを全てぶち込んだらこんなん出来ましたけどォ~♪ってなノリな訳です。

ジャケットの絵は萌え絵なんで、何の前振りも無く作品を視聴するとけっこうびっくりするんじゃないかしらん?そのギャップが理由でこの作品のファンになってしまった人も多いんじゃなかろうか。

さてさて、この作品を作ったアニメスタジオのアームス。ここはこの作品で一気に息を吹き返し、倒産の危機を免れました。でもこの会社のカラーを探って見ると、当然にエルフェンリートの様な作品に辿りつくっだろうと思える様な道程が見えて来ます。。。

系列で言うと、スタジオぴえろの流れを組むアームス。初期の頃はエロアニメを中心に大映(現角川)レーベルとけっこう順調に仕事をこなしておりまして、最初、前田俊夫原作の作品でシリーズものを手掛けます。これは、「うろつき童子」のヒットに乗っかって二匹目のドジョウを狙った企画物であった訳ですが、超低予算だった為、ほとんど紙芝居。かなりヒドイ出来で、はっきり言って作画だけの触手アニメだった。

また、当時は組織もアームスと言う名前でもなく、即席のチームでもあった為、ダンデライオンと言うエロアニメ用のチームユニット名を冠した形になっていました。

・・ところがドッコイ、淫獣学園と名打ったこのシリーズ。主人公の御堂巫女の明るいキャラクターが一部のマニアに受けスマッシュヒットします。そして、単一のシリーズとして幾つも作品が手掛けられるに連れ、ちゃんと予算も付いて、作画もアニメのクオリティ徐々に向上し、一般の鑑賞にも耐えるタイトルに成長しました。

元々、りんしんや梅図泰臣と言った実力派のアニメーターを要していたスタジオですから基本スペックは高かった訳ですね。そして、オリジナルのタイトルの作品も多く手掛ける様になり、大手18禁OVAレーベルを中心にエロアニメを制作し、そこでスタジオ名もアームスと名乗る様になったのです。

アームスが手掛ける物は、主に触手ものかエログロ、バイオレンスが中心で、表現規制が比較的緩い18禁タイトルの中にあって如何なくその実力を発揮する様になります。そんな中で、蛍子とかメゾ、カイトなどの名作が生まれたりしているんですね。

ところが、アニメ不況が業界を直撃し、エロアニメ業界は一番その煽りを受けました。年を重ねるに従ってタイトル売上は下降へと転じ、公式サイトでは毎月の更新毎に、プロデューサーの越中おさむが苦しい胸の内を明かすようになって、最後は単なる愚痴の羅列へと変わって行きました。そして、2005年末を最後に18禁OVAから完全に撤退。前年より手を付け始めていたTVアニメへと活躍の場をシフトさせます。

インパクトある表現に拘り見せていたスタッフが作るタイトルですから、例えその舞台がTVへ移ろうともその本領は消えないゾ!・・・と言うことで、選ばれた原作がエログロ、バイオレンスの萌え作品。まぁ、エルフェンリートだったってことなのでしょう。

いまとなっては、一騎当千やクイーズブレイドなどのヒット作を多くかかえる同スタジオですが、これらの作品もかっての作風の延長線上ではありますね。そしてエルフェンリートの監督には神戸守氏が起用されました。この人はナウシカの制作からこの業界にいるベテランで、前作のコメットさんからはかなり懸離れた演出にこだわりを見せたようです。実際ラブコメとバイオレンスの融合を目指したとインタビューで答えていました。

そしてこのアニメはロケハンをかなり綿密にやってるようで、舞台が鎌倉であろうことは作品の要所要所で感じ取れます。とにかくバイオレンスやエログロ表現ばかりが目立つこの作品ですが、根底にあるのは差別や孤独に対抗する人間性や主人公の純愛が描かれており、日本よりも海外で高い評価を受けています。

AnimeReactor Community AwardsにてBest Opening/Ending 、Best Drama、Best Thriller、Best Fanservice受賞、ルーシーはベスト女性キャラ受賞。American Anime Awards 2007 at New York Comic-Conにてニミネート。2009年度フランスで開催された「JAPAN EXPO AWARDS 2009」のベストオリジナルアニメ賞など。

ちょっとエロや萌えが入ってたり、残酷な描写があったりと、決して万人受けするような作品ではないかもしれないけど、ハマる人にはとことんハマると言われているように、いかにも萌えを狙ったような見かけとは裏腹に、登場人物が、親や友人など人から受け入れてもらうことを貪る愛おしさ、それが叶わない寂しさを描いた物語性がファンのこころを鷲掴みにしてしまうのでしょうね。

あんまり嵌りすぎて鬱にならないように取り扱いにはご注意下さい。。。w

あらすじ:
角奇人(ディクロニウス)は、人間の突然変異体………頭から生えた角を持ち、第6感とも言える特殊な能力と手を持っていた。人類を淘汰する可能性をも秘めた彼女らミュータントたちは、その危険な能力のため、国家施設に隔離、研究されていた。 しかし、偶発的事故により、ディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮、研究所を逃げ出す。が、その途中で記憶喪失となってしまう。過去と記憶を無くしたルーシーは、鎌倉・由比が浜に流れ着くが、その浜辺でコウタとユカに出会い、「にゅう」と名付けられ、コウタの住む楓荘に居候することになる……。

この物語の分類でエログロ、バイオレンス、グロテスク、エロス、SFまでは分かったけれども、ハーレムものに分類されていたのにはチョトワロタwww

ほなな~♪

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04.23.19:29

「血みどろスケッチ」、もとい、まどか・マギカが終わりましたとさ。。。見たぜよ!

M04116404-01.jpg同じ作品を二回取り上げるのは始めてだけれども、これは最終回一挙放送があったんでタイムリーと思い取り上げて見ました。まぁ、最近のアニメの中では一番気に入ってる作品でもあるしね。

そしてぇ、見たよ見たよ、録画したのをね。いま視聴終わりました。これは震災直後はやっぱり放映し難いだろうね。公開がここまで遅れたのはしょうがないとは思う。現実の世界でワルプルギスの夜みたいな大震災が起こっちゃたんだもんね。。。

素直に見た感想を言うと、良かった、面白かったYO!って感じ。けっこう前半に風呂敷を広げた展開だったからちゃんと畳めるのかなぁ~?って部分も正直感じていたけど、ちゃんと畳んであって見事に物語は完結していた。すっきり終わらせているだけでもEVAよりは見易い作品になっているんじゃ無いかしらん。

言いたいことは沢山ある。実際。。。でも全部は言い切れるもんじゃない。・・・けれども、とにかく色んな作品が見ていて浮かんだよ。んで、最初に浮かんだのはやっぱり「デビルマン」であったし、魔竜変条なんかだった。世界の改変ってとこは、ラーゼフォンやEVAのようでもあるし、使い古されたそんなストーリー的ギミックの数々を今風に新たに再構築した新鮮さはありましたね。

でもそれはある意味当然だった。スタッフやキャスティングを良く見ると、新人らしき人はあまり見かけず、ベテランのクリエイターの方々で固められています。これは結構確信犯的なユニットの匂いがしますね。新房監督の意図が汲み取れなくも無いです。作画は萌え絵の代表みたいな「陽だまりスケッチ」の蒼樹うめ、脚本は「ファントム」などの陰惨な物語が得意なニトロプラス。この両極端なコラボによるギャップ演出、化学反応を狙ったであろう事は議論を待たないだろう。

実際、ニトロの虚淵 玄(うろぶちげん)は、そのダークストーリーを隠す為に、放映初回の時に「テレビの前の皆様が温かく幸せな気持ちで一杯になってもらえるよう、精一杯頑張ります!」などと小芝居を打っていました。
予告CMの映像も明るい普通の魔法少女ものであるかのような描写に徹していたしなぁ。あーあセコイセコイw

スタッフの戦略は見事に効を奏して、3話以降のハードな展開に世間は過敏に反応し、本年度最大であろうヒット作となった、本タイトル。フェイクプロモーションは喰霊zeroの方法を彷彿とさせたけど、こっちは見事な成功例ともなりましたね。

最終話で自分の命と引き換えに世界の改変を行った、まどか。そして、時間軸の狭間の中でその記憶を受け継ぎ改変されたまどかの世界を守ろうと決めたほむらの決心。そして、消滅して行くしかなかったさやかの儚さ。

なんかこう見て見ると全然ハッピーエンドではないし、バッドエンドでもない。でも感動のラストである事には違いないよね。とりあえずこのエンドは賛否両論にはなるというか、賛否両論でいいんだと思う。

最終話のあらすじ:

まどかの願い=魔法少女の結末の改変。

改変前:魔法少女→(絶望)→魔女化してQB(゚д゚)ウマー
改変後:魔法少女→(MPギレ)→魔女化せず消滅。

このようにインキュベーターの生み出した魔法少女システムそのものを改変した。
その結果、生まれてくるはずの魔女は現れず、魔女に殺されたマミや杏子は生き返る。

しかし、魔女にやられたわけではないさやかは、上條のために力を使い尽くして綺麗に消滅するという改変しかできなかった。

また、まどか自身が溜め込んだ絶望は宇宙全体に影響を与えるほどの脅威だったが、全ての魔法少女を絶望から救うという願いを自分にも当てはめることで打ち消した。

まどかと最後の別れを済ませた後、ほむらはまどかによって改変された世界へと戻る。
その世界ではインキュベーターは、少女の絶望を食う存在ではなく、魔女の代わりとして出現するようになった魔獣という存在が落とすコアを食うことで、エントロピーの減少に対応する存在になっていた。ほむらはまどかの意思を継ぐ魔法少女として、彼女が守りたかった世界を守り続ける道を選んだ。

394a1689.jpgDon't forget.
忘れないで


always, somewhere,

いつも、どこかで

someone is fighting for you.

誰かがあなたのために戦っている事を

―As long as you remember her.
あなたが彼女を忘れない限り

you are not alone.
あなたは一人じゃない 

 ほなな~♪

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04.21.20:49

迷い猫オーバーラン!二回氏ねぇ~♪

140_20100323-20100323_mayoi.jpgこの作品はヒット作と言うよりも、実験的作品と言う色合いが濃いいかも知れんね。これ全部で13タイトル、1クールあるんだけっとも、全話監督が違います。つまり、完全な競作形式。総監督にあたる人が居ないわけであります。

だから作品として全体的に繋がっていません。ってかストーリーを追っかける作品ではない気がする。はなっから!

繋がっているのは作品としてのディテールやキャラ設定ってとこなんだろうね。

迷い猫オーバーラン!の楽しみ方はズバリ言って、各話における監督の演出の個性を見比べることではないかしらん?

個人的にはやっぱり第4話の大地丙太郎監督作品と第12話の佐藤順一監督作品ですね。知名度がちゃんと作品のクオリティを表しております、ハイ。まぁ、両者とも大分ベテラン選手ではありますけれどもね。見るのであればこの二つだけでもいいくらいです。

この作品、原作はいま流行りのラノベなんですけれども、「ジャンプスクエア」で漫画家もされていて、その後もマンガは増刊号とかで連載中です。

物語の舞台は都築家が経営する洋菓子店。そして、ここで働くアルバイト店員とオーナー兄弟のふれあいっていう体で話しは進んで行きますが、SFあり、アクションあり、萌えあり・・・と色んな要素てんこ盛りであります。全然脈絡ないじゃん!ってぇ突っ込んでも意味ありませんのす。

だって演出で遊んでいる所がこの作品の売りなんですもの!!ゾォオオオっ!

それでも文句がある奴は「2回しねぇえ~!」

芹沢文乃も怒っているようです。。。

あらすじ:
都築巧は姉・都築乙女と2人で潰れかけの洋菓子店(パティスリー)「ストレイキャッツ」を経営している。姉の乙女がオーナー、巧はオーナーの血の繋がらない弟である。また、巧の幼馴染である芹沢文乃がこの店でアルバイトをしている。物語は趣味が人助けである都築乙女が、猫真似が得意な謎の美少女・霧谷希を拾って来るところから始まる。

ほなな~♪

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