05.03.21:12
|
05.25.18:24
まずは映画のキャッチコピーのご紹介 「この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください」 この手の映画はラストでドンデン返しを用意しているのが通例で、このシャッターアイランドも例外では無かったんだけれども、余程自信があったか知れんがこれ見よがしにそこを強調してしまっては、ラストが期待以下であった場合叩かれる要因になるよね。これ首絞めてないかい。配給さん もうブルーレイは出ているかもですが、僕は劇場でこの映画を見ました。映題のシャッターアイランドとは問題のある人々を隔離する為に設けられた離島の事を指している。まぁ流刑地みたいなもんだね。そこへ刑事としてディカプリオが訪れる所から物語は始まります。 冒頭の雰囲気は暗くて怪しい。丁度映画の宣伝ポスターそのままなんですが、流刑地シャッターアイランドに船が到着すると物語はしたたかに開始するのです。ディカプリオの演技力はさすがで、段々追い詰められて行く刑事の心理状況を見事に表現しています。 映画の内容は往年のサスペンス映画の手法を詰め込んだ満干全席って感じで、監督のマーティンスコセッシが貴台の巨匠にオマージュを込めて作った映画なのかもしれません。例えば、ある部分はヒッチコックのサイコの様でもあり、裏窓のようでもある。あるいはキューブリックもあるのかもしれない。シャイニングだって連想させられるしね。 つまりはこの映画はスリラー映画の手法の王道が詰め込まれている作品で、映画学校の教材には持って来いかもしれない。当然ながらそういった往年の作品、例えばヒッチコックやキューブリックをあまり見た事が無い人が見ると斬新で大変面白いであろう事は想像に難くない。 そして、ちょっと映画を物知っている人が見たら、映画の各所に散りばめられている色々なギミックに早々に反応し、映画の途中でフェイクの向こうが透けて見えてしまう輩も多い事でしょうな。つまり映画のオチが途中で判ってしまうって言うね。。。事も多いと思うわけ。 かく言う僕もディカプリオが燈台に駆け上がろうとする墓所でラストが判ってしまった口でした。でも、映画としてつまんなかったわけじゃないよ、決してね。ただ、そういう具合だからやっぱりあの宣伝方法はどうかなぁって大いに疑問も感じる訳であります。 マーティンスコセッシの作品としてしては決して代表作ではないけれど、はっきり言って凡作かもしれないけど、でもでも何度見ても飽きさせない様な、不思議な魅力を持った作品である事は間違い無いとおもう。 珍しくネタバレなしにレビューが書けたでござる! あらすじ: 精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。 ほなな~♪ PR
|
|
|