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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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05.23.20:21

八日目の蝉はGANTZ原作者が大推薦している件

B003U6E2T6_09_LZZZZZZZ.jpgまずは、この作品、永作が井上真央のおかあさんなのは配役として旨く嵌っているなぁ。と思った訳ですが・・血が繋がってない設定じゃあまり意味がないかwww

さてさて、原作の方は角田光代の同名ベストセラー小説を映画化した『八日目の蝉』。この映画のテーマは生みの親と育ての親の葛藤を描いている様でもあり、理不尽な状況に巻き込まれた複雑な親子関係を葛藤とともに描いている様でもある。

普通この手のヒューマン系犯罪ドラマは犯罪そのものにスポットを当て、そのコアの事件を中心に現在進行形の形で人間関係を織り込んで行く手法が一般的だが、この映画はあえてその定番のスタイルに拘らずに、事件のアフターストーリーと言う形でその後の動きにスポットを宛て、事件当時をフラッシュバック的に入れ込んで来ている。

それが斬新とは言い切れないにしても最近の映画ではあまり使われていんかった手法ではあるね。この手の映画の名作は思い出した多々あるかもしれんけどね。いまは思いつかんから具体名はパスするけど。

主人公の恵理菜はかって誘拐された犯人に4歳まで育てられた過去を持ち、実の親との関係では破綻を来たしていた。恵理菜はそのトラウマを掘り下げて見る決心の切っ掛けを得て、自分探しの旅に出掛ける。その展開を見ると、ぶっちゃけロードムービーとも言える映画ですが、旅の途中で誘拐犯である筈の育ての親へシンクロして行く主人公の道程を丹念に描いています。

批評家の間ではその脚本が絶賛されていて、母親役の永作博美の演技も評価されている。彼女はアイドル出身であり、結構童顔なのでシリアスな芝居に向いてないと思われ勝ちですが、その一般的与える印象と実際の彼女の演技力とのギャップがこの映画の演出の肝なのではないかなぁ。。。と思ってしまいます。

この映画の縦軸で炙り出されて行く母と言う存在、母性と言う底知れぬ感情。それは時として底なしの慈愛でもあり、果てしないエゴでもある。主人公の恵理菜とっては幸福感一杯だった幼少時の記憶が、実は本来拒否すべき相手との慈しみの日々であったと言う耐え難い矛盾。

そして成人し、とある出会いによってその矛盾に正面から受け入れていこうする主人公の精神的葛藤と偽りの親子であった逃亡の日々がイノセントな営みの中で叙情的な風景をせつなく紡いでいく過程を凝視せずには居られません。

考えさせられる映画ではあるけれども、頭を空っぽにして素直な視線で見たほうがより深く味わえる映画です。

なお、GANTZの原作者の奥先生が大推薦しているのはガチの話ですのん♪
ツイッターで直接聞いた時の返事だからマチガイナイ!

あらすじ:
子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。

ほなな~♪

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05.22.20:20

ブラックスワンはサイコスリラー映画ですた。。。

img_1502096_61822017_0.jpgナタリーポートってあれですねぇ。最近どの映画に出ても体当たりの演技って言われますねぇ。清純派じゃない作品は全部体当たりの作品になるんでしょうか?ナタリーポートマンって言えば、日本で言えば丁度広末の様な感じなんでしょうけど、体当たりって言う言い方は彼女の女優としての才能を馬鹿にしていると言うか、過小評価し過ぎなのではないかしらん。ちょっと失礼な気がするネェ。。。何せこの映画でアカデミー賞主演女優賞を取ってるんですから・・

さてさて、このブラックスワンと言う映画。最初の印象はバレエを巡る青春群像劇の様にも思えてしまうんですが、内容は全くのサイコホラーです。スリラーと言った方がいいのかな。。。しかもこういった映画は当然ながら心理描写がメインとなりますから、役者さんにもそれなり演技力が要求され、心理的負担も大きいことでしょう。そういった意味では体当たりと言うべきかもしれませんが、宣伝コピーはそういう意味で使っているようには思えんね。

この映画、ナタリーポートマン主演の映画としては最大のヒット作になる模様で、配収でもパイレーツオブカリビアンに次いで2位の座をキープしています。公開時期がずれていれば間違いなく1位だっただろう。

映画のあらましはねぇ、主人公のニナが大役のバレリーナに抜擢され、内気だったが故にプレッシャーの押され精神のバランスを崩して行く過程をスリラータッチで描いて行くわけですが、個人的には、この主人公のニナがどうしても「プリンセスチュチュ」のルゥルゥに思えて仕方が無かった。と言うかイメージが丸被り。黒鳥がキーワードになるところとか、やっぱりあのアニメを思い出さずには居られない感じでした。

清純派のイメージが強いナタリーポートマンだけれども、そのイメージを壊す系の作品はこれが最初ではないよね。前にストリッパーの役なんかもやっていたし、前作だってH大好きキャリアウーマン女医だったもんね。本人として、一定のイメージに縛られるのは嫌いだと思うよきっと。

そしてこの映画、ナタリーポートマンだけでなく、ウィノナライダーが出てるんですけども、かってのアイドル女優も、ナタリーの美しさの前ではやはり色あせるのかなぁ。。実は鑑賞中は全く気付きませんでした。ウィノナライダーも問題ばっかり起こしてたけど消えずにちゃんと仕事していて何よりでございます。ホントに。

結構色んなプライズを総なめにした感がある本作品だけど、あまりそういう前知識を入れずに、頭を空っぽにして見た方がこの映画のギミックや仕掛けを楽しむ事が出来るとは思うね。

子役からやってる芸能人ってのはやっぱりあれかね、小さい頃からバレエはやっているのかね。英才教育かなんかで・・・。劇中のポートマンのバレエの腕前はかなりのモンだったよ。

そこいらへんはそういう人種にとってはデフォなんだろうな。

いずれにせよ、映画としてクオリティは結構高い映画だと思いました。まる。

あらすじ:
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。

ほなな~♪

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05.21.12:33

カウボーイビバップは国際的にも評価が高い件

21c9chiA.jpgしびれるほど満足した骨太のSFアニメ。世界観が確立されているし、デザインも決まってる。エピソードはかっこよく、悲しく、コミカルで、楽しい。そして音楽の素晴らしさは、これまでのアニメの中でも飛び抜けている。

同じ状況がいつまでも続くと思っていたが、ゆるやかな変化があって、最終回を迎える。もっと長く彼らを見ていたかったのに、まさか別れの時が訪れるなんて。。。しかしふり返れば、その前兆はずっと前から現れていた。時は止まっていなかった。だからこそ、輝いていたのか。鑑賞後に、乾杯したくなるドラマだった。

・・・・と、熱く語ったところで、さっぱり訳がワカランだろうから、とりあえず解説して見ると、これはサンライズ制作の物語です。実は近々、キアヌリーブス主演でハリウッド映画化の予定も控えているくらいのヒット作。当時はそのスタイリシュな映像にマニアだけでなく一般のアニメファンにも相当受け入れられました。

この作品、放映までの経緯はかなり難産だったようです。モチーフとして使っているのは賞金稼ぎの現代版バウンティハンター。この商売はアメリカでは実在するもので、これで生計を立てている人はけっこういます。これをスペースオペラ仕立てでジャズテイストに描こうと言うのが狙いで、バンダイからサンライズへのオファーが事のきっかけだったそうな。

しかし、ロックじゃなくてジャズ?・・・・ってな訳で、周囲にはなかなか理解して貰えず、ジャズ路線の独自の作風は世間に受け入れて貰えないだろう、と思われてしまい、地上波放送枠がなかなか決まらず、放送に至るまでには2年近くを要したそうです。そして曲作りを担当した菅野よう子さえもジャズは厳しいだろうとの腹積もりだったらしいからその状況は押して知るべし・・・ですね。

しかしながら、ロボットすら出てこないこの渋めの作品はメーカー側からすればロボット玩具のロイヤリティも期待出来ないにも関わらず、 音楽CDと映像パッケージによる投資回収計画が緻密に練られていたためとりあえず企画が実現することとなり日の目見たのです。

蓋を開けたら・・・結果はご存知の通り大ヒットな訳で、まさしく嬉しい誤算だった訳ですが、バンダイでは「ビデオと音楽CDのセールスでガンダムシリーズに匹敵する実績上げた」と陳述しています。但し、作品のクオリティが高い分、制作費も随分かかったらしく、社長のぼやきも酷かったらしいデツ。。。

この作品にかかわったスタッフの面子と言うのが、ガンダムやマクロスから集められた面々であり、だからあれだけ面白かったのか。。とう言うのは納得です。またまた、作曲家の菅野よう子は、この作品の音楽CDのヒットによって、益々その名を不動のものとしました。

さてさて、このカウボーイビバップを作った主要スタッフ。やがて彼らはBONSとして独立し、京アニに負けないくらいのクオリティの作品を次々に作り上げていく訳ですが、全ての原点はここにあった訳です。

あらすじ:
時は2071年。アメリカの西部時代にならって賞金首制度(通称:カウボーイ法)が制定された世界。スパイク・スピーゲルとその仲間たちは、太陽系を股にかけ賞金首を捕まえることで生計を立てる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」である。大物の賞金首を捕まえることもある一方、その荒っぽいやり方に巻き込んだ一般市民からの賠償請求も多い彼らに余裕はなく、古い漁船を改造した宇宙船ビバップ号を移動手段兼住み処として、日々新たな賞金首を求めて広い太陽系を東奔西走する。

ほなな~♪

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