09.14.19:21
|
03.11.10:57
内容はあまり明るくなく、シビアでシュールな印象があります。 反体制的なモチーフですから、当時の(1969年)のアメリカの暗部を描いた作品の一つと言っていいでしょう。しかも、当時は成人指定!! 恐らく18禁で由一のアカデミー作品賞を取ったタイトルではなかろうか? 内容は嫌らしくは全然ありませんよ。ただ、やっぱり退廃的だったり、暴力的だったりする部分がレーティングに引っかかたのかなぁ・・と思います。 地上波のテレビでも何度も放映されてますからね。 物語はジゴロを夢見て、上京(アメリカだから、上ニューヨーク?)したカーボーイスタイルの男の挫折と苦悩をダスティンホフマン演じる、詐欺師との葛藤や奇妙な友情を交えながらシュールな感じで進んで行きますが、結局最後は泣かされてしまう展開なのです。ネタバレになりますから、詳しくは述べませんが、いわゆるお涙頂戴的な陳腐なテロップの映画では決してありませんよ。むしろスタイリッシュな映画です(悪魔でも当時としてはね・・・) この映画でダスティンホフマンは演技派として認められて、現在でも確固たる地位を築いているのはご承知の通りですが、僕はあえて主演のジョン・ボイトについて触れてみたいと思う。 彼はいまは老齢ではあるのだけれど、ミッションインポッシブルやトゥームレイダーなどにも出て、結構頑張ってはいますが、あまり家庭を返り見ないせいか親子仲がすごく悪くて、寧ろこっち方で有名ですね。 あ、ちなみに娘はアンジェリーナー・ジョリーですから、こっちの方が全然有名になっちゃってるけどね。 で、その弟がチップテイラー。つまり、ブラットピットの義父なる訳でございます。 この映画を持って、アメリカンニューシネマは下火になって行きました。。。 あらすじ: ジョー・バックは、カウボーイのいでたちでテキサスからニューヨークに出て来た。彼は自分の肉体と美貌を武器に、孤独なニューヨークの夫人達を慰めようと考えていた。そして富と栄光を……。彼の商売の皮切りはキャスであった。だが彼女は街娼上がりのパトロン持ちだったため、逆に金を巻きあげられてしまった。そんな時、彼は足の不自由なペテン師ラッツオと知り合った。彼の紹介でジョーはオダニエルにひき会わされた。彼は狂言者であった。ラッツオにだまされたと知ったジョーは、必死に彼を探し歩いた。 ほなな~♪ PR
|
03.10.01:38
一体何が言いたいのかと言うと、恐らくこの映画は、昨年公開された邦画の中で最も面白くない映画だと声を大にして言いたいのです。 ワースト映画NO.1ですね。 もう、圧倒的。中学生がプロットを作ってももっとましな映画が作れるんじゃないかしらん。 こんな映画に出資したスポンサーは気の毒に思うし、配給会社は大赤字間違いなし。こんなに酷い作品なら、シナリオ段階でいくらでも却下出来たろうに・・・ 世の中は不況ですが、映画業界は結構、好景気なご様子。 何かの弾みでこんな脚本も通ったりするんですねぇ。 たまには、ヒドイ映画も存在するんですよ・・・という例を挙げる為に、あえて取り上げて見ました。 映画代を返して貰いたい気分ですが、低級映画を見抜けなかった自分が悪いと反省することとしよう。 これじゃ100円レンタルでも高過ぎるよ。 あらすじ: 出世を夢見る若手刑事の片桐(渡辺大)は、ある殺人事件の捜査で定年間際の老刑事・滝口(奥田瑛二)とコンビを組むことに。滝口の身勝手な振る舞いに困惑する片桐だったが、被害者が 三億円事件の犯人グループの一人と聞かされ驚がくする。やがて恐るべき真相にたどり着き……。 ほなな~♪ |
03.09.13:31
内容、演出、言いたい事は色々あるけれど、ここいらへんも某作品と同様、かなり期待せずに見に行ったもんで、意外によく出来ていたという印象が残った。 舞台が完全に昭和だから、そのセットには結構気を使っていた。 また、BGMにハモニカを多用し、当時の雰囲気やアニメの方法を踏襲していた様に思う。ただ、この作品に関して言えば、アニメの方は現代劇であって、別にSFとかファンタジーでは無いわけだから映像化はし易かったのではないか? そして、実写で一番大事なのは配役である。 作品のキャライメージが強ければ、やっぱりどの役を誰が演じるかが重要だし、結果どうだったかが気になる所でもあろう。 ここはあえて、独断と偏見に基づいて私なりに寸評してみた・・・。 段平=香川照之 これは彼の役者根性を見せ付けられましたね。おやじメイクで頭を添って、大熱演でした。しかも結構原作イメージを壊すことも無く、外見だけでなく身振りそぶりまで段平が乗り移っていたと言ってもいい。ロバートデニーロも真っ青の役者魂です。とても東大卒に見えませんでしたww芸能人2世の汚名返上です。 洋子=香里奈 彼女は綺麗だし、高貴な雰囲気も持っているから、まぁこんなもんですね。違和感は比較的少なかった。 矢吹丈=山P 主役なのに一番違和感があった。役者ありきのキャスティングが見え見え。まぁこんなもんか。それほど酷くは無かったけど、段平と力石のキャスティングが良すぎた為に主役の彼が萎んじゃった感があります。 力石徹=伊勢谷友介 これはガチでしたね。この役者さん実はあんまり知らなかったのだけれど、この力石役は天分に見えたね。原作に顔が似ている訳では無いのだけれど、雰囲気が良く出ていたし力石以上の力石だったね。もっと言うと彼の力石のお陰でこの映画の価値が何倍にも上がったと思う。ホント大絶賛に値するね。 この映画の価値は香川照之と伊勢谷友介で支えられていると言う結論なのだけれど、ヤマトよりは全然評価出来る作品でした。思い入れがあるコアなファンが見ても良いんでないかい? 監督は「ピンポン」を取った曽利文彦さんですが、とりあえずごくろうさんダネ。 あ、言っとくけど、山Pが酷い訳ではは無いよ。 脇の役者さんが良すぎて、彼がかすんじゃっただけだから。。。念の為。 あと最後に一言。突っ込み何処は満載でした。モキュ!! あらすじ: 東京の下町で捨て鉢な生活を送る矢吹丈(山下智久)は、元ボクサーの丹下段平(香川照之)にボクサーとしてのセンスを見いだされるも、問題を起こして少年院へ入ることに。丈はそこでプロボクサーの力石(伊勢谷友介)と運命の出会いを果たし、やがて少年院を出た彼らは良きライバルとしてボクサーとしての実力を磨いていく。 ほなな~♪ |