05.03.10:01
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05.26.21:28
この虫プロダクションという会社、最盛期には300人ほど社員が居たみたいだから、結構でかかったんですね。もしかしたら手塚治虫と言う人物。最早歴史上の偉人ではありますが、経営の才能は??だったのかもしれません。 さてさて、キラーコンテンツ盛りだくさんだったにも関わらず早々に倒産してしまった虫プロでありますが、その最後のあだ花となった遺作がこのワンサくんなのであります。しかも、このアニメは最初で最後のミュージカルアニメでもあってかなりディズニーを意識した作風なのです。 ちなみにワンサくんは手塚が三和銀行のマスコットキャラクターとしてデザインした白い犬ですが、このアニメの制作には全く関わっていません。 この作品えお本格的にプロデュースしたのは西崎義展で「海のトリトン」直後の作品。そして、若き日の安彦良和も原画マンとして参加している。ガンダムとヤマトのスタッフがごちゃまぜになってる様ですね。すでにこの頃から西崎氏は手塚との関係に亀裂が生じており、悪名高い存在であったようです。 とは言え、TVアニメのミュージカル仕立てと言うのはかなり斬新だったと思うしいまだにほとんど見掛けはしないけど、そういう実験的な事に取り組もうとするチャレンジ精神は非常に良いと思うね。 そして、この作品、因縁めいたのは虫プロの最後の作品というだけじゃありません。翌年にそのスタッフが立ち上げた会社が企画・制作したオリジナル作品が「宇宙戦艦 ヤマト」だったのです。。。 あらすじ: 主人公のワンサは雑種の野良犬。野良だから両親なんか遠い記憶の中。偶然たどり着いたとある町で幸太という少年に拾われたワンサは、そのまま幸太の家の押し入れに飼われることとなる。町で出会う仲間の犬たちと日常茶飯事的に起こる事件やトラブル、ライバルのネコ一族との縄張り戦争に明け暮れながら、ワンサは結構気楽な生活を堪能していく。いつか母に会える日を夢見ながら・・・・。 物語は全26話、2クール。当時、商業的には失敗に終わっているが色々と後世に見直されている。 第21話まではコミカル路線だったが、第22話以降は生き別れになった母親を訪ね歩くシリアス路線となった。最終回は、探しあてた時にはワンサの母は病気で、看病の甲斐もなくあっけなく死んでしまう。ワンサは一人たくましく生きてゆく決意をして幕が降りる。 ほなな~♪ PR
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05.25.18:24
まずは映画のキャッチコピーのご紹介 「この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください」 この手の映画はラストでドンデン返しを用意しているのが通例で、このシャッターアイランドも例外では無かったんだけれども、余程自信があったか知れんがこれ見よがしにそこを強調してしまっては、ラストが期待以下であった場合叩かれる要因になるよね。これ首絞めてないかい。配給さん もうブルーレイは出ているかもですが、僕は劇場でこの映画を見ました。映題のシャッターアイランドとは問題のある人々を隔離する為に設けられた離島の事を指している。まぁ流刑地みたいなもんだね。そこへ刑事としてディカプリオが訪れる所から物語は始まります。 冒頭の雰囲気は暗くて怪しい。丁度映画の宣伝ポスターそのままなんですが、流刑地シャッターアイランドに船が到着すると物語はしたたかに開始するのです。ディカプリオの演技力はさすがで、段々追い詰められて行く刑事の心理状況を見事に表現しています。 映画の内容は往年のサスペンス映画の手法を詰め込んだ満干全席って感じで、監督のマーティンスコセッシが貴台の巨匠にオマージュを込めて作った映画なのかもしれません。例えば、ある部分はヒッチコックのサイコの様でもあり、裏窓のようでもある。あるいはキューブリックもあるのかもしれない。シャイニングだって連想させられるしね。 つまりはこの映画はスリラー映画の手法の王道が詰め込まれている作品で、映画学校の教材には持って来いかもしれない。当然ながらそういった往年の作品、例えばヒッチコックやキューブリックをあまり見た事が無い人が見ると斬新で大変面白いであろう事は想像に難くない。 そして、ちょっと映画を物知っている人が見たら、映画の各所に散りばめられている色々なギミックに早々に反応し、映画の途中でフェイクの向こうが透けて見えてしまう輩も多い事でしょうな。つまり映画のオチが途中で判ってしまうって言うね。。。事も多いと思うわけ。 かく言う僕もディカプリオが燈台に駆け上がろうとする墓所でラストが判ってしまった口でした。でも、映画としてつまんなかったわけじゃないよ、決してね。ただ、そういう具合だからやっぱりあの宣伝方法はどうかなぁって大いに疑問も感じる訳であります。 マーティンスコセッシの作品としてしては決して代表作ではないけれど、はっきり言って凡作かもしれないけど、でもでも何度見ても飽きさせない様な、不思議な魅力を持った作品である事は間違い無いとおもう。 珍しくネタバレなしにレビューが書けたでござる! あらすじ: 精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。 ほなな~♪ |
05.24.20:22
恋愛映画ではあるのだけれども、重くもなくでも決して軽い感じって訳でもなく、まぁ適度な温度でさりげなく描いてる風な映画であったね。ベタベタした感じでなかったのは評価してみたい。そういうのはいい加減飽きてる。。。 恋は、はたして永遠か?そんなありきたりの命題を突き詰めてもあまり意味が無いことは判っているけれども恋愛映画って奴はそれを生真面目に理想を描こうとする場合があるよね。そしてそれがきれい事と判っていても見ていると素直に信じたくなる。そんな類(たぐい)のムービーです。 世界中から届く恋愛相談の手紙は、遺跡に貼られていてそれを「ジュリエットの秘書」達が回収して一通一通に返事を返すシーンが映画の冒頭で説明的に出て来るのだけれども、ひょんな事から遺跡の奥に岩で隠れていた50年前の手紙を発見する。 見付けたのは観光でイタリアを訪れていたソフィ。その内容は、50年前にクレアと言う女性がイタリアで恋に落ちた男性との愛を貫けなかった苦悩を、ジュリエット宛につづった手紙だった。ソフィは自らその書き主クレアに手紙を書き、その手紙に触発されたクレアは50年前の恋を探しにイタリアへと訪れる。そしてソフィと共にイタリア中を初恋の相手を見付ける珍道中が始まるロードムービーなんだけれども、事実をベースにはしているらしいから永遠の恋も信じたくなってみたくなる。 当然ながらクレアもう老婦人。一方ソフィは今時の若い女の子。でも道中この二人の息は姉妹の様にピッタリ。案の定同行する孫のリチャードは二人に振り回されたりする展開ですが、クレアの50年越しの思いと共にやっぱり最後にはソフィとこのリチャードもくっつくと言うエンドはお約束です。でも、それは意外と不自然でもなく、ソフィに最初婚約者が居た設定が旨くエッセンスになってるですかねぇ。 ラストのロミジュリを意識した様なバルコニー越しのキス演出はちょっとダサくて戴けなかったけど、臭い恋愛映画では無かったよ。 僕がこの映画でどうしても最後に触れておきたいのは、ソフィ役の女優さん。アマンダ・セイフライド。好みにもよるけどけっこうカワイイっす♪今後ブレイク間違いなしだと思います。最初に日本でお目見えしたのはマンマミーア!って言う映画だからそんな昔じゃない。 そして彼女主演映画でクロエって言うのがいま同時期で公開されているんだけれども、こっちでは娼婦役で、ジュリエットの手紙で演じた清純派ソフィとは正反対の役回り。近くこちらもレビューして見たいとおもう。ついでに言うと彼女隠れ巨乳です!これ重要w そして、近々スリラー演出の赤ずきんも公開が控えており何か立て続けに彼女の出演映画が盛りだくさんだけれどもこれはすでに海外では売れているって証拠なんだりうね。日本でも間も無く人気がブレイクするのは間違いないでしょう! あらすじ: ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)のもとに手紙が届いた。それは50年前にクレアがジュリエットへ送った恋の悩みへの返事だった。その頃、クレアはイタリアで出会ったロレンツォと恋に落ちていたが、彼との愛を貫けず、その苦しい胸の内をジュリエットにだけ打ち明けていた...。ジュリエットからの手紙に背中を押されたクレアは、ロレンツォとの再会を決意し、イタリアへ向かう。返事を書いたソフィー(アマンダ・セイフライド)と共に、初恋の人を探す旅が始まった。クレアを最後に待っていたものは─?ジュリエットからの手紙に書かれていたこととは─? ほなな~♪ |