05.08.10:14
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05.14.02:16
実はこの作品、それまでのアニソンの有り様をガラリと一変させるきっかけとなったエポックメイキングなタイトルであることはあまり知られていません。今日はその辺りから触れてみましょうかね。 アニソン。これっていまのスタイルと例えば70年代のアニメって明らかに違いますよね。・・・皆さんどんな違いが浮かびますか? とにかく黎明期のアニソンは基本的なフォーマットが決まっていて、まず間違いなくアニソンです。ってゆうか歌謡曲ではありません。アニメの題名もしくはアニメの主人人公を冠して、それを連呼するスタイルです。そして、歌い手もほぼ決まっていて、水木一郎、堀江三津子、子門真人のローテーションでした。 しかし、このアニメは少なくとも主題歌を普通のシンガーソングライター、っていうか流行歌手とでも言ったら良いのか、杏里が歌ってる訳で、しかもオリコンランキングでNO.1になっている。これはアニソンとしては歴史上初の快挙で、この作品からなんですよ。一般の歌手がアニメの主題歌を歌うようになったのは。。。言い換えれば、アニメの主題歌を歌のプロモーションの方法として考えるようになったのは。 それまでは、マジンガーZが代表的だったけれども、アニメの内容をそのまま歌にしたパターンが多かった。キャッツアイもその部分では例外ではないけれども、フォーマットとしては完全に流行り歌の部類に入るよね。少なくともマジンガー的ではなかった。そして、いまじゃアニソンって言っても、主題歌だけじゃ何の作品の歌かほぼ判んない場合が多い。作品名なんか歌詞に入れないしねwwその原点は実はキャッツアイがオリコンで一位になった事が原因だったのだよ諸君。 これは作品としてはもう30年近く前の作品ですが、CSを始め色んな所で再放送されていますんで、大概の片はご覧になった事があると思います。いま見ても全然見れる内容ではありますね。時代背景を少しだけ無視すればね。でも放送当時は主題歌がヒットした割には視聴率はあまり芳しくありませんでした。やっぱりヒットの要因は杏里の我力だったんでしょうかねw なお、この作品の第一期のチーフディレクターである巨匠出崎統氏がつい先日、急逝されました。 謹んでお悔やみを申し上げます。。。 あらすじ: キャッツアイは謎の女盗賊。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いては叱咤激励している。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。キャッツアイのターゲットはミケール・ハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりなのだが、そのハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった。 ほなな~♪ PR
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05.13.02:12
ざっと挙げて見るだけでも、宇宙エース、マッハGOGOGO、ハクション大魔王などの古典名作があります。そして、その後も勢いは衰える事無く、片翼の虫プロが倒産したのとは対照的にみなしごハッチやいなかっぺ大将、ガッチャマンなど、色んな分野でヒット作を連発し続けたのです。 そして、そのタツノコプロが作った最大のシリーズ物ヒット作は、誰でもご存知のこのタイムボカンシリーズでしょう。・・・そして残念ながらこのシリーズの終了とともに、タツノコプロも段々と日陰のの存在となって行ったのでした。。。。。 そう、そのタツノコプロ隆盛時代の象徴的作品となったタイムボカンシリーズってどんな作品なんでしょうか? 時は1975年。タイムボカンというアニメが始まりました。枠は土曜日の午後6時30分のフジTVで、当時この枠は独占的にタツノコ作品を流していた枠でもありました。アニメの月九みたいなものでしょうか。で、このタイムボカンの成功に気を良くした笹川ひろしがシリーズ化を決定しました。それまでのガッチャマンとかゴワッパー5、てんとう虫の詩は単発の作品群だったわけですね。 さてさて、このシリーズ、年代を超えて何か琴線に触れる作品が一つはある筈なので、あなたにも思い入れがある作品がなんじゃなかろうかしらん? ざっと有名どころを挙げて見ると、ヤッターマン、ゼンダマン、オタスケマン、ヤットデタマン、イッパツマン、イタダキマン・・・などがありますね。こう見てみるとタイムボカンシリーズと言いながら、明らかに基本フォーマットはヤッターマンですよね。むしろタイムボカンのスタイルの方が異端。ヤッターマンシリーズって言った方が明らかに適切やん。 言うまでもなくシリーズ最大のヒット作はヤッターマンとタイムボカンで視聴率としてはタイムボカンのに軍配が上がります。それでもやはり世間的にヤッターマン支持者が多く、つい先日もリメイクされ実写の劇場公開版にはドロンジョの役を深田恭子が演じてその衣装が話題を呼びました。監督は明らかにヤッターマン世代の方がメガホンを取っていた感全開でしたですしねww 親子で話が出来るほどに多作となったこのシリーズですが、基本は全て女性一人と男性2人悪玉トリオと男の子と女の子のカップルヒーローが一話完結形式で丁々発止の遣り取りを繰り広げる形式で、そこは徹底してのワンパターンとマンネリを貫き通しました。そしてそれが受けた理由でもあったんですが、やがてはその人気も終焉を向かえ、タットデタマンが事実上の最終タイトルとなりました。 このシリーズは非常に珍しい記録も持っていて、劇場版においてはシネコンがまだ、世に中に登場する前に東映、東宝のその両方で配給され、最新作の実写版は松竹系で配給されました。つまり、大手3社全てで配給されたと言う非常に珍しい作品で、これはフジテレビとタツノコプロの企業的な繋がりからによるものです。 実はこのシリーズをTVで見ていた人々が、いま制作側の第一線で活躍している人も多く、今後、リメイクや復活版が非常に期待出来る作品群でもあります。 あらすじ: 「三悪(さんあく)」(または「悪玉トリオ」など)は『タイムボカンシリーズ』全作に登場する、主人公たちと敵対するトリオの総称。本シリーズの人気の根源を支える名キャラクターたちである。ヤットデタマンでは人形として商品化されている。小原乃梨子が演じるお色気たっぷりの小悪魔的な性格の女性キャラクターをリーダーとし、彼女に忠誠を誓う、八奈見乗児が演じる小ずるい知能に長けたわりには意外と肝っ玉が小さい頭脳派タイプの男性キャラ、たてかべ和也が演じる頭よりも手が先に出る怪力タイプの男性キャラ、以上の3名で構成される。 ほなな~♪ |
05.12.20:34
・・・ってなとこで、遅い遅い映像化が実現しまして、劇場公開の運びとなった本タイトルでありますが、小説の知名度に惹かれて、ついつい劇場に足を運んでしましまいました。そして映画館が近所にあるっていい事ばかりじゃないんだなぁ~と実感させられた映画でした。ぐはっ! 監督はベトナムの方を大抜擢で鳴り物入りで作られたって感じですかね。主演は松山ケンイチ。今一番ホットな俳優さんです。これだけ方程式通り作られれば普通はそこそこの作品が作られる筈なんだが。ミスマッチはそのまま最低の化学反応しか起こしませんでした。。。 いま、思い返しても全く何のシーンが思い浮かびません。それほど平坦で抑揚のないヘタクソな演出で、稚拙って言ってもいいくらい。各シーンも説明的でクドイものばかりで帰って引き立つ場面が無くなっているのも致命的。聞く所によると、監督だけじゃなく、スタッフの大部分が外国人とのこと。現場でもよっぽどコミュニケーションが旨くいって無かったんだろうなぁ・・・と思う。セリフも棒読みが多く。多分それが監督に判っていなのかも知れん。 久々にヒドイ映画でしたよ。閃光って邦画も酷かったけど、こっちも横綱級にどうしようないクソ映画大賞でした。見に行った方は映画代は丸損です。レンタルDVDで借りて見てもお金の損でしょう。 原作に忠実に映像化したとか賞賛している人がいたので、素性を調べたらこの映画関係者らしき人物でしたw これを見て激怒したオリジナルのファンは数知れずだろうねぁ。。。 松山ケンイチの出演映画にも黒歴史が一つ増えた様です。 あらすじ: ワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。そんなある日、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。二人は頻繁に会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。そして、ワタナベは大学で出会った緑(水原希子)にも惹(ひ)かれていき……。 ほなな~♪ |