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◇ひねくれおやじのサブカル談議◆

管理人は基本的に映画が好きです。辛口のコメントも含めて、アニメや映画について語ってみました。。。
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05.25.18:24

スコセッシ最新作は以前よりもパワーダウンなのか検証する。

b3e60ea8.jpegディカプリオとマーティンスコセッシのコンビ、久々やって来ましたね。今回はシャッターアイランドを紹介させて戴きます。この映画の分類はあえてやるとしたらサイコスリラーってことになるんだろうか。

まずは映画のキャッチコピーのご紹介
「この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください」
この手の映画はラストでドンデン返しを用意しているのが通例で、このシャッターアイランドも例外では無かったんだけれども、余程自信があったか知れんがこれ見よがしにそこを強調してしまっては、ラストが期待以下であった場合叩かれる要因になるよね。これ首絞めてないかい。配給さん

もうブルーレイは出ているかもですが、僕は劇場でこの映画を見ました。映題のシャッターアイランドとは問題のある人々を隔離する為に設けられた離島の事を指している。まぁ流刑地みたいなもんだね。そこへ刑事としてディカプリオが訪れる所から物語は始まります。

冒頭の雰囲気は暗くて怪しい。丁度映画の宣伝ポスターそのままなんですが、流刑地シャッターアイランドに船が到着すると物語はしたたかに開始するのです。ディカプリオの演技力はさすがで、段々追い詰められて行く刑事の心理状況を見事に表現しています。

映画の内容は往年のサスペンス映画の手法を詰め込んだ満干全席って感じで、監督のマーティンスコセッシが貴台の巨匠にオマージュを込めて作った映画なのかもしれません。例えば、ある部分はヒッチコックのサイコの様でもあり、裏窓のようでもある。あるいはキューブリックもあるのかもしれない。シャイニングだって連想させられるしね。

つまりはこの映画はスリラー映画の手法の王道が詰め込まれている作品で、映画学校の教材には持って来いかもしれない。当然ながらそういった往年の作品、例えばヒッチコックやキューブリックをあまり見た事が無い人が見ると斬新で大変面白いであろう事は想像に難くない。

そして、ちょっと映画を物知っている人が見たら、映画の各所に散りばめられている色々なギミックに早々に反応し、映画の途中でフェイクの向こうが透けて見えてしまう輩も多い事でしょうな。つまり映画のオチが途中で判ってしまうって言うね。。。事も多いと思うわけ。

かく言う僕もディカプリオが燈台に駆け上がろうとする墓所でラストが判ってしまった口でした。でも、映画としてつまんなかったわけじゃないよ、決してね。ただ、そういう具合だからやっぱりあの宣伝方法はどうかなぁって大いに疑問も感じる訳であります。

マーティンスコセッシの作品としてしては決して代表作ではないけれど、はっきり言って凡作かもしれないけど、でもでも何度見ても飽きさせない様な、不思議な魅力を持った作品である事は間違い無いとおもう。

珍しくネタバレなしにレビューが書けたでござる!

あらすじ:
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。

ほなな~♪

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05.24.20:22

ジュリエットからの手紙って映画はベタベタの恋愛映画ナリ。

203e6dc38e395cf3c79b209b455da2d2.jpg表題のジュリエットレターなるものは実在するそうでして、世界中から届くジュリエット宛の恋愛相談の手紙に「ジュリエットの秘書」と呼ばれる女性たちが返信する制度があるそうな。恐らく原作者はその制度を見た瞬間に着想を得てこの物語を一機に書き上げたと思う。

恋愛映画ではあるのだけれども、重くもなくでも決して軽い感じって訳でもなく、まぁ適度な温度でさりげなく描いてる風な映画であったね。ベタベタした感じでなかったのは評価してみたい。そういうのはいい加減飽きてる。。。

恋は、はたして永遠か?そんなありきたりの命題を突き詰めてもあまり意味が無いことは判っているけれども恋愛映画って奴はそれを生真面目に理想を描こうとする場合があるよね。そしてそれがきれい事と判っていても見ていると素直に信じたくなる。そんな類(たぐい)のムービーです。

世界中から届く恋愛相談の手紙は、遺跡に貼られていてそれを「ジュリエットの秘書」達が回収して一通一通に返事を返すシーンが映画の冒頭で説明的に出て来るのだけれども、ひょんな事から遺跡の奥に岩で隠れていた50年前の手紙を発見する。

見付けたのは観光でイタリアを訪れていたソフィ。その内容は、50年前にクレアと言う女性がイタリアで恋に落ちた男性との愛を貫けなかった苦悩を、ジュリエット宛につづった手紙だった。ソフィは自らその書き主クレアに手紙を書き、その手紙に触発されたクレアは50年前の恋を探しにイタリアへと訪れる。そしてソフィと共にイタリア中を初恋の相手を見付ける珍道中が始まるロードムービーなんだけれども、事実をベースにはしているらしいから永遠の恋も信じたくなってみたくなる。

当然ながらクレアもう老婦人。一方ソフィは今時の若い女の子。でも道中この二人の息は姉妹の様にピッタリ。案の定同行する孫のリチャードは二人に振り回されたりする展開ですが、クレアの50年越しの思いと共にやっぱり最後にはソフィとこのリチャードもくっつくと言うエンドはお約束です。でも、それは意外と不自然でもなく、ソフィに最初婚約者が居た設定が旨くエッセンスになってるですかねぇ。

ラストのロミジュリを意識した様なバルコニー越しのキス演出はちょっとダサくて戴けなかったけど、臭い恋愛映画では無かったよ。

僕がこの映画でどうしても最後に触れておきたいのは、ソフィ役の女優さん。アマンダ・セイフライド。好みにもよるけどけっこうカワイイっす♪今後ブレイク間違いなしだと思います。最初に日本でお目見えしたのはマンマミーア!って言う映画だからそんな昔じゃない。

そして彼女主演映画でクロエって言うのがいま同時期で公開されているんだけれども、こっちでは娼婦役で、ジュリエットの手紙で演じた清純派ソフィとは正反対の役回り。近くこちらもレビューして見たいとおもう。ついでに言うと彼女隠れ巨乳です!これ重要w

そして、近々スリラー演出の赤ずきんも公開が控えており何か立て続けに彼女の出演映画が盛りだくさんだけれどもこれはすでに海外では売れているって証拠なんだりうね。日本でも間も無く人気がブレイクするのは間違いないでしょう!

あらすじ:
ロンドンに暮らすクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)のもとに手紙が届いた。それは50年前にクレアがジュリエットへ送った恋の悩みへの返事だった。その頃、クレアはイタリアで出会ったロレンツォと恋に落ちていたが、彼との愛を貫けず、その苦しい胸の内をジュリエットにだけ打ち明けていた...。ジュリエットからの手紙に背中を押されたクレアは、ロレンツォとの再会を決意し、イタリアへ向かう。返事を書いたソフィー(アマンダ・セイフライド)と共に、初恋の人を探す旅が始まった。クレアを最後に待っていたものは─?ジュリエットからの手紙に書かれていたこととは─?

ほなな~♪

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05.23.20:21

八日目の蝉はGANTZ原作者が大推薦している件

B003U6E2T6_09_LZZZZZZZ.jpgまずは、この作品、永作が井上真央のおかあさんなのは配役として旨く嵌っているなぁ。と思った訳ですが・・血が繋がってない設定じゃあまり意味がないかwww

さてさて、原作の方は角田光代の同名ベストセラー小説を映画化した『八日目の蝉』。この映画のテーマは生みの親と育ての親の葛藤を描いている様でもあり、理不尽な状況に巻き込まれた複雑な親子関係を葛藤とともに描いている様でもある。

普通この手のヒューマン系犯罪ドラマは犯罪そのものにスポットを当て、そのコアの事件を中心に現在進行形の形で人間関係を織り込んで行く手法が一般的だが、この映画はあえてその定番のスタイルに拘らずに、事件のアフターストーリーと言う形でその後の動きにスポットを宛て、事件当時をフラッシュバック的に入れ込んで来ている。

それが斬新とは言い切れないにしても最近の映画ではあまり使われていんかった手法ではあるね。この手の映画の名作は思い出した多々あるかもしれんけどね。いまは思いつかんから具体名はパスするけど。

主人公の恵理菜はかって誘拐された犯人に4歳まで育てられた過去を持ち、実の親との関係では破綻を来たしていた。恵理菜はそのトラウマを掘り下げて見る決心の切っ掛けを得て、自分探しの旅に出掛ける。その展開を見ると、ぶっちゃけロードムービーとも言える映画ですが、旅の途中で誘拐犯である筈の育ての親へシンクロして行く主人公の道程を丹念に描いています。

批評家の間ではその脚本が絶賛されていて、母親役の永作博美の演技も評価されている。彼女はアイドル出身であり、結構童顔なのでシリアスな芝居に向いてないと思われ勝ちですが、その一般的与える印象と実際の彼女の演技力とのギャップがこの映画の演出の肝なのではないかなぁ。。。と思ってしまいます。

この映画の縦軸で炙り出されて行く母と言う存在、母性と言う底知れぬ感情。それは時として底なしの慈愛でもあり、果てしないエゴでもある。主人公の恵理菜とっては幸福感一杯だった幼少時の記憶が、実は本来拒否すべき相手との慈しみの日々であったと言う耐え難い矛盾。

そして成人し、とある出会いによってその矛盾に正面から受け入れていこうする主人公の精神的葛藤と偽りの親子であった逃亡の日々がイノセントな営みの中で叙情的な風景をせつなく紡いでいく過程を凝視せずには居られません。

考えさせられる映画ではあるけれども、頭を空っぽにして素直な視線で見たほうがより深く味わえる映画です。

なお、GANTZの原作者の奥先生が大推薦しているのはガチの話ですのん♪
ツイッターで直接聞いた時の返事だからマチガイナイ!

あらすじ:
子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。

ほなな~♪

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